ミンドロスイギュウとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミンドロスイギュウの意味・解説 

ミンドロスイギュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/04 22:14 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ミンドロスイギュウ
ミンドロスイギュウ Bubalus mindorensis
保全状況評価
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
 ワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ウシ亜科 Bovinae
: アジアスイギュウ属 Bubalus
: ミンドロスイギュウ
B. mindorensis
学名
Bubalus mindorensis
(Heude, 1888)
和名
ミンドロスイギュウ
英名
Mindoro buffalo
Tamaraw

ミンドロスイギュウBubalus mindorensis)は、ウシ科アジアスイギュウ属Anoa属とする説もあり)に分類される偶蹄類。別名タマラオ

分布

種小名mindorensisは「ミンドロ産の」の意。

フィリピンミンドロ島固有種

形態

体長150-180cm。尾長40cm。肩高100-110cm。体重300kg。頸部や胴体は太い。全身は灰色や褐色の体毛で覆われる。顔や喉、蹄の上部が白い。

頭部には太い上に短く、上方へ向かい先端がやや内側へ向かう角が生える。角の表面には細かい皺や窪みが入る。耳介の内側の縁は白い。

分類

本種をアジアスイギュウの亜種とする説もある。

生態

河川沿いの森林竹林湿地等に生息する。単独もしくは小規模な群れを形成して生活する。夜行性で、昼間は茂みの中等で休む。水浴びや泥浴びを好む。

食性は植物食。

繁殖形態は胎生。妊娠期間は276-315日。6-11月に1回に1頭の幼獣を産む。幼獣は生後1年半から4年半で独立する。寿命は約20年とされる。

人間との関係

開発による生息地の破壊や、角目的の乱獲等により生息数は激減している。1900年には生息数が約10,000頭とされていたが、1969年には約100頭まで減少した。その後生息数は回復し1989年に数百頭まで回復したとされるが、飼育下での繁殖例が少なく1996年の段階では個体数は再び減少している。

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社2000年、138頁。

外部リンク




このページでは「ウィキペディア」からミンドロスイギュウを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からミンドロスイギュウを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からミンドロスイギュウ を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミンドロスイギュウ」の関連用語

ミンドロスイギュウのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミンドロスイギュウのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミンドロスイギュウ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS