マンチェスター・ユナイテッドのその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 12:27 UTC 版)
「ミュンヘンの悲劇」の記事における「マンチェスター・ユナイテッドのその後」の解説
8名の死者のほか、2名が再起不能であり、当然チームは大きな打撃を受けた。チャンピオンズカップの準決勝も控え選手中心で臨むが敗退。しかし、奇跡的に生還した監督マット・バスビーと、その後精神的打撃からも立ち直ったボビー・チャールトンが中心となってクラブを再建。若手選手の目覚しい成長もあり、マンチェスター・ユナイテッドはフットボールリーグを制覇。FAカップでは2年連続となる決勝進出を果たしたが、ボルトン・ワンダラーズFCに0-2で敗れ、準優勝に終わった。ミュンヘンでの事故から10年後の1968年には、ヨーロピアンカップ決勝に進出すると、ボビー・チャールトンらのゴールでSLベンフィカを延長戦の末4-1で撃破。悲願のヨーロッパ制覇をイングランドのクラブとして初めて成し遂げた(このときのエピソードについてはボビー・チャールトンの項を参照)。 これらの歴史的な背景から、マンチェスター・ユナイテッドはイングランドリーグを代表するクラブとして世界中のフットボールファンに認知され、長年名門クラブとして活動を続けている。 マンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアム、オールド・トラッフォードの一角には、事故の犠牲者を追悼する祈念碑が掲げられ、スタジアムの時計は事故の起きた時間で止められていたが、2012年4月時点では稼動していたことが確認されている。
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