マルキールが考える株式投資で成功するための3つルール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 09:13 UTC 版)
「バートン・マルキール」の記事における「マルキールが考える株式投資で成功するための3つルール」の解説
1つ目のルールは、長期の利益成長率が見込まれる成長株を見つけること。成長株を見つけ出すことは非常に困難であるが、それこそが投資においてもっとも重要なポイントになる。継続的な成長は利益と配当の増加をもたらすだけでなく、その銘柄の株価収益率の上昇ももたらす。 2つ目のルールは、株価がファンダメンタル価値以上になっている銘柄を購入しないこと。非常に高い株価収益率のつけられた株価にはすでに成長が完全に織り込まれている。そのような状況でもし予想が実現しなかった場合、利益の減少と株価収益率の低下で二重の損害を被る可能性がある。成長株が過去と比べて現在どのあたりに評価されているか、少なくともチューリップの時間に差し掛かっているかどうかを見極める必要がある。 3つ目のルールは投資家が「砂上の楼閣」をつくれるようなストーリーが描ける銘柄を探すこと。株式を取引する人間は、欲望やギャンブル本能、自ら下した相場判断の適否に対する希望や不安に動かされている。そうした心理的側面に即し、購入を検討している銘柄についてのストーリーが人々の心を掴めそうか、そしてそのストーリーはファンダメンタルに基づいたものか検討する必要がある。
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