マッコリの世界化と呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 07:48 UTC 版)
韓食の世界化推進運動と関連し、マッコリのグローバル化戦略の一環として世界に紹介する上でどのように表記するべきか議論されてきた。マッコリの現在の正式ローマ字表記であるMakgeolliに加えMaggeolli、Maccori、Makkoli、Makulyといった表記も使われているが、どう発音するかといった点も含めてわかりにくいという批判があった。また、マッコリ相当のアルコール度の物に「Korean Rice Wine」「Pure Unfiltered Sake」という表記に加え「NIGORI SAKE」と記載し、にごり酒の一種として既に知名度の高い日本酒の人気に便乗しようという例も報告されている。こうした表記の不統一を解消し、統一した表記で韓国伝統酒としてのブランドイメージを確立しようという動きが起こった。 2010年5月、大韓民国農林水産食品部はマッコリの英文愛称を公募し、その結果「Drunken Rice」が1位に選ばれたと発表した。また、2位は「Makcohol」(マッコール、Makgeolli+alcohol(アルコール))、3位は「Markelixir」(マーカリキサー、Makgeolli+elixir(エリクサー))だった。農林水産食品部はマッコリ公式名称「Makgeolli」とともに選ばれた愛称を海外マーケティングに積極的に活用する方針を伝えた。海外消費者を対象にマッコリを分かりやすく説明できる英語を調べた結果では、「Korean Rice Wine」が最も評価が高かった。一方、「Drunken Rice」という表記に対する批判も見られた。
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