マダガスカルメンフクロウとは? わかりやすく解説

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マダガスカルメンフクロウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/16 15:52 UTC 版)

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マダガスカルメンフクロウ
保全状況評価[a 1][a 2]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
 ワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: フクロウ目 Strigiformes
: メンフクロウ科 Strigidae
: メンフクロウ属 Tyto
: マダガスカルメンフクロウ
T. soumagnei
学名
Tyto soumagnei
(Milne Edwards, 1878[要出典])
和名
マダガスカルメンフクロウ
英名
Madagascar red owl

マダガスカルメンフクロウTyto soumagnei)は、鳥綱フクロウ目メンフクロウ科メンフクロウ属に分類される鳥類。

分布

マダガスカル(北東部から東部にかけて)固有種[1]

形態

全長27.5-30センチメートル[1]。顔の羽衣は淡灰褐色で、顔の周囲を縁取る羽毛(顔盤)は濃赤褐色[1]。上面の羽衣は赤褐色で、胸部から腹部にかけての羽衣は淡赤褐色[1]。黒い斑点が点在する[1]

虹彩は黒い[1]

生態

標高900-1200メートルにかけての主に常緑樹からなる森林に生息する[1]夜行性で、昼間は樹上で休む[1]

食性は動物食で、小型哺乳類を食べる[1]。森林内の空き地や森林の周辺にある開けた環境、農耕地などで狩りを行う[1]

繁殖形態は卵生。地上23メートルの樹洞に作った巣内で、2羽の雛が発見された例がある[1]

人間との関係

開発による生息地の破壊により生息数が減少し、メンフクロウとの競合も懸念されている[1]

1934年以降は1973年に発見例が、1993年以降に捕獲例がある[1]。生態調査のため、捕獲された個体は電波発信機をつけた上で放鳥されている[1]

参考文献

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 小原秀雄、浦本昌紀、太田英利、松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、91、206-207頁。

関連項目

外部リンク

  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2009. Tyto soumagnei. In: IUCN 2011. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2011.2.




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