ポール・ブラックバーン (野球)とは? わかりやすく解説

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ポール・ブラックバーン (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/19 02:08 UTC 版)

ポール・ブラックバーン
Paul Blackburn
オークランド・アスレチックス時代
(2017年8月22日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州アンティオック
生年月日 (1993-12-04) 1993年12月4日(31歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2017年7月1日
年俸 $4,050,000(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ポール・ブラックバーンPaul Blackburn, 1993年12月4日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州アンティオック出身のプロ野球選手投手)。右投右打。フリーエージェント。愛称はブラッキー[2]

経歴

プロ入りとカブス傘下時代

2012年MLBドラフト1巡目追補(全体56位)でシカゴ・カブスから指名されプロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・カブスでプロデビュー。9試合(先発6試合)に登板して2勝0敗、防御率3.48、13奪三振を記録した。

2013年はA-級ボイシ・ホークスでプレーし、13試合(先発12試合)に登板して2勝3敗、防御率3.33、38奪三振を記録した。

2014年はA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、24試合に先発登板して9勝4敗、防御率3.23、75奪三振を記録した。

2015年はA+級マートルビーチ・ペリカンズでプレーし、18試合に先発登板して7勝5敗、防御率3.11、63奪三振を記録した。

2016年はAA級テネシー・スモーキーズでプレーし、18試合に登板して6勝4敗、防御率3.17、72奪三振を記録した。

マリナーズ傘下時代

2016年7月20日にマイク・モンゴメリージョーダン・プライーズ英語版とのトレードで、ダン・ボーゲルバックと共にシアトル・マリナーズへ移籍した[3]。移籍後は傘下のAA級ジャクソン・ジェネラルズでプレーし、8試合(先発7試合)に登板して3勝1敗、防御率3.54、27奪三振を記録した。移籍前を含めた2球団合計では26試合(先発25試合)に登板して9勝5敗、防御率3.27、99奪三振を記録した。

アスレチックス時代

2016年11月12日にダニー・バレンシアとのトレードで、オークランド・アスレチックスへ移籍した[4]。直後の11月18日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[5]

2017年は開幕を傘下のAAA級ナッシュビル・サウンズで迎え、7月1日にメジャー初昇格を果たした[6]。同日のアトランタ・ブレーブス戦にて先発でメジャーデビュー。初回にニック・マーケイキスからメジャー初奪三振を記録。(結果は6回無失点も勝敗付かず)。次の登板となった6日のマリナーズ戦では7.2回を1失点の投球でメジャー初勝利を挙げた[7]

2021年2月23日にミッチ・モアランドの加入に伴ってDFAとなり[8]、27日にマイナー契約でAAA級ラスベガス・アビエイターズ[9]へ配属された[2]。この年は5月のマイナーリーグ開幕からAAA級ラスベガスでプレーし、17試合(先発16試合)に登板して4勝7敗、防御率4.97、80奪三振を記録した。8月18日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。以降は先発ローテーション入りしてシーズン終了までメジャーに帯同し、9試合に先発登板して1勝4敗、防御率5.87、26奪三振を記録した[2]

2022年4月10日のレイズ戦に先発登板し、キャリアハイの7奪三振を記録した[11]。7月11日に自身初となるオールスターゲームに選出された。シーズンでは最終的に21試合に先発登板してルーキーイヤー以来の勝ち越しとなる7勝6敗、89奪三振などを記録するも、防御率は4.28に留まった[2]

2023年は21試合に先発登板(うち1試合中継ぎ)して4勝7敗と2年ぶりとなる負け越しとなり、防御率も4.43と前年より悪化した。その一方で、メジャー初ホールドとなる1ホールドを記録し、キャリアハイとなる104個の三振を奪った[2]

メッツ時代

2024年7月30日にケイド・モリスとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[12]。この年は14試合すべてに先発登板して5勝4敗、防御率4.66、59奪三振を記録した[2]

2025年も引き続き先発として期待されたが7試合に登板(うち4試合は中継ぎ)して勝星なしの3敗、1セーブ1ホールド、防御率6.85、18奪三振などと不本意な成績で[2]、8月15日にノーラン・マクリーンのメジャー昇格に伴ってDFAとなった[13]。8月18日に自由契約となった[2]

選手としての特徴

ツーシームを主体としており、それに加えてスライダーフォーシームカーブなども投げる[14]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2017 OAK 10 10 0 0 0 3 1 0 0 .750 238 58.2 58 5 16 0 1 22 1 0 22 21 3.22 1.26
2018 6 6 0 0 0 2 3 0 0 .400 119 27.2 33 2 6 0 2 19 1 0 23 22 7.16 1.41
2019 4 1 0 0 0 0 2 0 0 .000 57 11.0 19 3 4 0 1 8 1 0 14 13 10.64 2.09
2020 1 1 0 0 0 0 1 0 0 .000 14 2.1 5 0 2 0 0 2 1 0 7 7 27.00 3.00
2021 9 9 0 0 0 1 4 0 0 .200 175 38.1 52 8 10 0 2 26 1 0 26 25 5.87 1.62
2022 21 21 0 0 0 7 6 0 0 .538 467 111.1 110 15 30 2 5 89 1 0 53 53 4.28 1.26
2023 21 20 0 0 0 4 7 0 0 .364 464 103.2 117 11 43 1 3 104 1 0 54 51 4.43 1.54
2024 9 9 0 0 0 4 2 0 0 .667 208 51.0 45 8 14 0 1 38 0 0 25 25 4.41 1.16
NYM 5 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 108 24.1 31 4 7 0 2 21 0 0 16 14 5.18 1.56
'24計 14 14 0 0 0 5 4 0 0 .556 316 75.1 76 12 21 0 3 59 0 0 41 39 4.66 1.29
MLB:8年 86 82 0 0 0 22 28 0 0 .440 1850 428.1 470 56 132 3 17 329 7 0 240 231 4.85 1.41
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2017 OAK 10 1 8 0 0 1.000
2018 6 0 0 0 0 ----
2019 4 1 4 0 0 1.000
2020 1 1 0 0 0 1.000
2021 9 1 3 1 0 .800
2022 21 9 12 0 2 1.000
2023 21 12 7 1 0 .950
2024 9 5 3 1 0 .889
NYM 5 0 8 0 0 1.000
'24計 14 5 11 1 0 .941
MLB 86 30 45 3 2 .962
  • 2024年度シーズン終了時

記録

  • MLBオールスター選出:1回 (2022年)

背番号

  • 58(2017年 - 2025年8月13日)

脚注

  1. ^ Paul Blackburn Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年6月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2025年8月19日閲覧。
  3. ^ https://twitter.com/MLBRosterMoves/status/755901482688315392
  4. ^ Greg Johns (2016年11月12日). “Mariners acquire Valencia from A's” (英語). MLB.com. 2017年9月22日閲覧。
  5. ^ John Hickey (2016年11月18日). “A's promote five minor leagues to Oakland's 40-man roster” (英語). Mercurynews.com. 2017年9月22日閲覧。
  6. ^ Alex Espinoza (2017年7月1日). “Prospect Blackburn gets callup for spot start” (英語). MLB.com. 2017年9月22日閲覧。
  7. ^ Davis, Blackburn lead Athletics over Mariners 7-4
  8. ^ Athletics Designate Paul Blackburn For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月23日閲覧。
  9. ^ 2019年にラスベガス・フィフティワンズより球団名変更及びアスレチックス傘下
  10. ^ Anthony Franco (2021年8月18日). “Athletics Select Paul Blackburn” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年10月17日閲覧。
  11. ^ Martín Gallegos (2022年4月12日). “Blackburn's curve, execution key as he fans career-high 7” (英語). MLB.com. 2022年4月14日閲覧。
  12. ^ Mets acquire RHP Paul Blackburn” (英語). MLB.com. 2024年7月31日閲覧。
  13. ^ Darragh McDonald (2025年8月15日). “Mets To Designate Paul Blackburn For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年8月16日閲覧。
  14. ^ Paul Blackburn Baseball Statistics 2012-2017” (英語). Baseball Cube. 2017年9月22日閲覧。

関連項目

外部リンク




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