ポム200形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 03:38 UTC 版)
ポム200形は、国鉄が1968年および1969年(昭和44年)に、ウ500形の改造により150両(ポム200 - ポム349)を製作した15トン積み陶器車である。 老朽化が進んでいたポ100形の置き換え用として、当時余剰となっていたウ500形豚積車を改造したものである。同形式の付添人室と棚板を撤去し、妻板と側板を合板張りとし、床はアスファルト張りとした。荷室内には、従来の陶器車と同様の陶器積載用の棚を設けた。また、一般の有蓋車にある妻板上部の通風口がないため、旧付添人室屋根上のガーランド型通風器は存置された。改造にあたって、骨組み等の基本構造はそのままとされたため、荷扱い戸の位置は、種車同様車体中央部からオフセットしている。荷室の寸法は、長さ7,350mm、幅2,320mm、高さ2,145mm、床面積は17.1m2、容積は36.5m3、自重は10.5tである。 主に中京地区から出荷される陶磁器の輸送に使用されたが、種車の老朽化が進んでいたこともあり、1974年度末に形式消滅となった。
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