ボンヌ図法とは? わかりやすく解説

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ボンヌ‐ずほう〔‐ヅハフ〕【ボンヌ図法】

読み方:ぼんぬずほう

地図投影法のうちの正積図法の一。円錐図法中央経線だけを直線残し、その他は曲線で、緯線はすべて等間隔同心円の弧となる。中緯度地方地図用いる。1752年フランスの地理学者ボンヌ(R.Bonne)が考案

ボンヌ図法の画像

ボンヌ図法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/22 13:37 UTC 版)

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ボンヌ図法で表した地球(標準緯線は北緯45度)

ボンヌ図法(ボンヌずほう、Bonne projection)はフランスの地理学者リゴベール・ボンヌ (1727年10月6日 - 1794年9月2日) が用いたことでよく知られるようになった地図投影法緯線が同心円であり経線が曲線であることから擬円錐図法に分類される。また、正積図法である。

緯線は等間隔の同心円であるため、中央経線(直線となる)の上での長さが正しい。北極は緯度円の中心にとられるわけではない:中央経線と同じ縮尺にある標準緯度において円錐が接するとして、その接円と円錐の頂点の距離 が標準緯線の半径とするためである。

ボンヌはこの図法を発明したわけではない。古代のクラウディオス・プトレマイオス正距円錐図法の経線を円弧にすることで三本の標準緯線を用いることができることを示しており、ボンヌ図法とヨハネス・ヴェルナーによるヴェルナー図法は16世紀からこれを改善する形で発展してきたものである。

サンソン図法はボンヌ図法の標準緯度を赤道にとった特別な場合であり、標準緯度を極にとるとヴェルナー図法となる。

関連項目


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