モルワイデ図法とは? わかりやすく解説

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モルワイデ‐ずほう〔‐ヅハフ〕【モルワイデ図法】

読み方:もるわいでずほう

地図投影法の一。1805年ドイツ天文学者数学者モルワイデ(K.B.Mollweide)が考案した正積図法楕円形の長軸赤道とし、短軸の2倍にして描くもの。中央経線直線であるが、他の経線楕円曲線となる。緯線赤道に平行な直線で、間隔高緯度ほど狭くなる世界全図に用いられるが、図は辺縁に行くにつれてひずみが大きい。

モルワイデ図法の画像

モルワイデ図法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/14 03:24 UTC 版)

モルワイデ図法で表した地球
モルワイデ図法の経緯線
地球温暖化の観測例として、1999-2008年の世界平均気温の1940-1980年の平均に対する差を示したもの。一部地域を拡大して偏った印象を与えないように、正積図法のモルワイデ図法で描かれている。

モルワイデ図法(モルワイデずほう、Mollweide projection)は、1805年ドイツ天文学者数学者カール・モルワイデが考案した[1]地図投影法の一種である。

特徴

擬円筒図法の一種で、地図上の任意の場所で実際の面積との比が等しくなる正積図法である[2]。地球全体を1枚の平面に表現でき、地図の外周は楕円形になる。楕円の長径(横)と短径(縦)の比は2:1となり、縮尺1分の1の地図を作成したとすれば、横36040km、縦18020kmの楕円となる。

緯線はどれも水平直線になる。経線は中央経線が垂直な直線となるが、それ以外の経線はを描く。等積になるように緯線の間隔を調整するため、距離の比は一定になっていない。赤道上では正角でなく、南北方向が東西方向に比べ1.234倍伸びている。中央経線上で正角になるのは緯度40度44分である[3]。地図の周辺部の歪みが大きくなるが、サンソン図法ほど大きくはない。 中・高緯度の地形の歪みは小さい。 主に分布図に利用される。

表式

地球半径1のとし、赤道上を縮尺1でモルワイデ図法に投影する場合、経度 λ、緯度 φ に対応する点は

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