ボルセーナのミサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/23 14:59 UTC 版)
「ボルセーナのミサ」は、1263年に聖変化の教義に疑いを持っていたボヘミアの僧侶が、ローマ近くのボルセーナでミサを行っていた際、パンから血液が流れ出たという逸話を描いたものである。パンが載っていたテーブルクロスは、聖宝としてオルヴィエート近くに保存された。ユリウス2世は1506年にそこを訪れ、聖宝に祈りを捧げた。絵画中で、ユリウス2世はミサに参列してこの奇跡を目撃する者として描かれている。ユリウス2世は祭壇の左に跪いており、その後ろにローマ教皇庁の役人が立っているのが描かれている。ラファエロはユリウス2世を、奇跡に対して静かに祈りを捧げる姿で描いており、13世紀に目撃したであろう世俗の人々とは位が違うことを表している。
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