ボディ剛性(車体剛性)
エンジン、乗員、積み荷などの上下荷重入力、サスペンションからの突き上げ入力、衝突による前後左右からの入力などに対する、車体の曲がりとねじれの変形度合いをいう。ボディの全体剛性は、(1)アンダーボディ部のサイドメンバー、シルおよびクロスメンバー(2)ボディサイド部の各ピラーとルーフレール(3)ルーフとフロアパネルの面構造体、からなる3つの主要部材のレイアウトとで決まってくる。全体剛性が不足すると、操縦安定性など基本動性能に影響が大きい。部分剛性としては、衝突時の居住空間確保に関連部材のエネルギー吸収量のコントロールが、また室内騒音、とくに、こもり音の低減にルーフ、フロア、ダッシュパネルなどの面剛性のコントロールが重要である。RV車のようにフレームをもつクルマには、ボディ剛性とフレーム剛性のバランスが上記諸特性の向上に重要である。
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