ボストンバッグ型の鞄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:53 UTC 版)
1980年代には、(潰した)革製の手提げ鞄に加え、マジソンバッグ(エース株式会社が製造・販売していた「MADISON SQUARE GARDEN」と描かれた鞄)やアディダスのボストンバッグ型の鞄をサブバッグとして使用することが流行した。 1990年代以降は次第に、サブバッグではなく、メインに使用する学生鞄としてボストンバッグ型が指定されるようになり、生徒も好んで使用した。材質はナイロン性が多いが、柔らかい革製(合革)の鞄もある。かぶせがなく、ファスナーで開閉する。色は青、紺、黒、グレーなど。旧来の学生鞄に比べ、全体的に柔軟性に富み、軽く、持ち手が長く肩にもかけられるようにできている。 肩にかける場合、2本の持ち手のうち、あえて一方のみをかけて、片方は垂らして持つ方法がある。他にリュックサックのように背負うように持つなどの持ち方がある。スクールバッグやスクバと呼ばれる場合、上記の革製の手提げ鞄ではなく、こちらのボストンバッグ型のものを指す場合が多い。予期的社会化等の表現として、自身が在籍していないが在籍を希望する憧れの有名私立校の指定鞄、恋人にしたい生徒が所属する有名私立校の指定鞄、デザイン性のよい学校等の指定鞄等が流行った こちらについては、さほどアレンジの方法は一般化されていない。ポスカなどで落書きをしたり、キーホルダーやぬいぐるみ、造花をつけるなりすることもある。革製の手提げ鞄と同様に、安全ピン等で潰すこともある。縫製をほどいたり内部の防水シートをはがしたり、洗濯したりワイヤーを抜くなどして硬さをなくす方法もある。カバンを改造を施し華美にすることを「デコる」と呼ぶ。
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