ホイールハウスの処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:32 UTC 版)
「ノンステップバス」の記事における「ホイールハウスの処理」の解説
後継車や中型・小型タイプも同様であるが、各メーカーのバスともタイヤの寸法や配置に抜本的な改良を施せないまま床面高さを下げているため、前輪のホイールハウスの張り出しが従来のバスに比べて大きい。この部分の通路が狭くなるほか、前扉と運転席直後の前輪上に位置する座席はかなり位置が高くなり、座る際には「よじ登る」という感覚になる。このため、バス事業者や車種によってはこの部分には座席を設けず、荷物置き場や燃料タンクなどにしている例もある(いすゞ・エルガと日野・ブルーリボンの現行モデルや成田空港交通の成田国際空港ターミナル間移動無料シャトルバス、岐阜バスの市内ループ線専用車など)ほか、最前列の座席のみシートベルトを設置しているケースも存在する(函館バスなど)。また、席を設置した場合であっても、高齢者や幼児などが着席しないように注意書きを掲示している事業者もある(神奈川中央交通など)。現行モデルのいすゞ・エルガと日野・ブルーリボンの自家用仕様車は、最前列が路線用と同じ1人掛けとなっており、補助席も装備されない。
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