ペールゼンの誤算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 17:54 UTC 版)
「レッドショルダー」の記事における「ペールゼンの誤算」の解説
そのおぞましい実態を隠し、多大な戦果を挙げてきたレッドショルダーの活躍によって、ペールゼンは将官にまで昇進する。しかし、そんな彼の台頭を快く思わないネハルコ中将は、7213年に配下のバージル・カースンをスパイとしてオドンへと送り、レッドショルダーの蛮行を突き止めようとした。 たまたまカースンと同時にレッドショルダーに入隊していた、メルキア軍の一兵士であるキリコ・キュービィーは、「共食い」後、訓練にも参加しない状態を許されていた。しかし戦場からの異常に高い生還率を持つこと、および反抗的な態度から、リーマン司令官に目をつけられる(ペールゼンによるレッドショルダーの設立目的は、死なない兵士による軍隊の創設だった)。リーマンはキリコを試すべくペールゼン不在の際、素行の悪い兵士であるグレゴルー・ガロッシュ、バイマン・ハガード、ムーザ・メリメに命じて、キリコを襲撃させた。しかし、キリコはからくも攻撃を切り抜け、逆に3人を味方に付けてしまう。 キリコ襲撃をきっかけに訓練基地で暴動が発生、最終的に鎮圧され総数1670人の兵士の内854人が死亡するが、キリコらはその状況からも生還する。ペールゼンは、いかに生存確率が高くとも、あくまで反抗的な態度をとるキリコらを、第三次サンサ攻略戦に参加させて殺害しようと試みた。しかしこれも果たせず、さらにネハルコの送り込んだカースンによって、「共食い」の実態を明らかにされてしまう。 第三次サンサ攻略戦は成功し、レッドショルダーはその戦果を賞賛され初めて軍事パレードに参加するなど、ペールゼンは得意の絶頂にあった。しかしカースンのもたらした情報によってペールゼンは一転して非難の矢面に立たされ、レッドショルダーは解散に向うことになる。
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