脳内で働く、神経伝達物質エンドルフィンのひとつで、モルヒネと同じような作用をする物質です。
エンドルフィンは、子牛や豚の脳から発見されたもので、「体内で分泌されるモルヒネ」を意味しています。モルヒネの数倍の鎮痛効果があり、気分が高揚したり幸福感が得られるという作用があります。
エンドルフィンにはアルファ、ベータ、ガンマの3つがあり、β-エンドルフィンはその中でも苦痛を取り除くときに最も多く分泌されます。マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続くと、脳内でそのストレスを軽減するためにβ-エンドルフィンが分泌され、やがて快感や陶酔感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる現象がよく知られています。また、β-エンドルフィンは性行為の際や、おいしいものを食べたときなどにも分泌されることが分かっています。
β-エンドルフィン
読み方:べーた-えんどるふぃん
別名:ベータ・エンドルフィン
【英】:β-endorphin
別名:ベータ・エンドルフィン
【英】:β-endorphin
ベータエンドルフィンと同じ種類の言葉
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