ヘマムシヨ入道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/26 13:43 UTC 版)
火間虫入道の名称は、石燕による解説文中に示されているように、江戸時代に存在した文字絵遊びの一つである「ヘマムシヨ入道」(へまむしよにゅうどう)に由来していると考えられている。 この文字絵遊びの「ヘマムシヨ入道」あるいは「ヘマムシ入道」自体は、江戸時代初期の医師・黒川道祐の『遠碧軒随筆』に記載されている青蓮院に書かれた筆者不明の「ヘマムシヨ入道」などが古いものとして知られている。江戸時代の国語辞典『俚言集覧』には、俳諧集『鷹筑波集』(1642年)にある「入道の 持つ小刀や 細からん/仏師をしてや いく世へまむし」といった付け句や、葉室大納言の自画讃に「世の中を らくにへまむしよ入道 あればあたまま なけりやそのぶん」という狂歌があると語の用例が記されている。
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