ヘキソキナーゼとは? わかりやすく解説

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ヘキソキナーゼ

英訳・(英)同義/類義語:hexokinase

グルコースフルクトースなどの六炭糖(ヘキソース)から始まる解糖系最初に働く酵素で、ATP利用してグルコース6ーリン酸やフルクトース6−リン酸合成する

ヘキソキナーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:26 UTC 版)

ヘキソキナーゼ(hexokinase)は、D-グルコースD-マンノースD-フルクトースなどのヘキソースリン酸化するキナーゼの一種である。ヘキソキナーゼはATPの末端のリン酸基を一般のヘキソースのヒドロキシル基転移させる。ヘキソキナーゼはすべての生物のすべての細胞に存在する。その働きは解糖系などの細胞質での化学反応に関わる。構造は、酵母のヘキソキナーゼの場合、分子量10,200、残基数972、ポリペプチド鎖の数は2[1]。反応速度の性質は、のヘキソキナーゼの場合、基質がATP、D-グルコース、D-フルクトースのとき、Km=0.4、0.05、1.5である[2]


  1. ^ David L. Nelson, Michael M. Cox 共著 『レーニンジャーの新生化学[上]‐第4版‐』 山科郁男 監修、川嵜敏祐ほか 編、廣川書店、2006年10月、p.119、ISBN 978-4-567-24402-2
  2. ^ 『レーニンジャーの新生化学[上]‐第4版‐』p.289、ISBN 978-4-567-24402-2
  3. ^ Hexose-CH2OHは-CH2OH基を有するグルコースの含んだヘキソースを示す。
  4. ^ 基を有するグルコースの含んだヘキソースを示す。
  5. ^ a b c 『レーニンジャーの新生化学[上]‐第4版‐』p.747-748、ISBN 978-4-567-24402-2
  6. ^ この飽和濃度の半分の値は酵素のミカエリス・メンテン定数を定義している


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