プロジェクト02
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/04 00:44 UTC 版)
「反動推進研究グループ」の記事における「プロジェクト02」の解説
ザンデルらは、コロリョフの第4集団の研究するRP-1有人ロケットグライダーの動力となる、OR-2エンジンの開発をおこなった。この開発をプロジェクト02と呼んだ。エンジンは気体状の純酸素とガソリンの燃焼により作動した。50kgfの推力を発生した。ノズルは耐熱グラファイトでできていた。このエンジンも2重構造の円筒形をしていたがOR-1と異なり全体が2重構造となっていた。ノズル側の円筒の外壁から酸素ガスを流入させ、ノズルも燃焼室も含めて全体が再生冷却された。後にこのエンジンは、ガソリンよりも発生熱の少ないアルコールを燃料としたものに改良された。この時のエンジンの推力は、増強され80kgfとなった。エンジンの内壁を冷却し、加圧された酸素ガスが、燃焼室の上方側面から燃焼室に渦を形成しながら導かれた。燃料はエンジン円筒の一端の中央に設けられた噴霧器から噴射され、効率的に酸素と混合されて燃焼した。
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