プリモフレックスシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 00:21 UTC 版)
「トプコンのカメラ製品一覧」の記事における「プリモフレックスシリーズ」の解説
6×6cm判二眼レフカメラ。当初服部時計店から販売を意図したがうまく行かず大沢商会から販売されることになり、大沢商会の商標であるプリモの名を冠した。並行して自社ブランドトプコフレックス銘の製品も存在するが少数である。後に服部時計店の商標であるローレルを冠してローレルフレックス銘で服部時計店からも販売されたが、このシリーズの大多数はプリモフレックス銘で販売された。特に新しい機構は採用せず平凡だが、堅実な工作と設計者愛宕通英の気配りにより使いすく、二眼レフカメラ界をリードした。 プリモフレックスI(Primoflex I 、1950年3月発売)/トプコフレックスI(Topcoflex I ) - レンズは3群3枚トーコー7.5cmF3.5。 プリモフレックスIA(Primoflex IA 、1950年8月発売) プリモフレックスII(Primoflex II 、1951年10月発売)/ローレルフレックスII(Laurelflex II ) - 二重撮影防止機構、3群4枚Jシムラーレンズを装備する高級型。 プリモフレックスIB(Primoflex IB 、1952年8月発売) - フィルム送りが自動巻き止めになった。二重撮影防止装置はない。 プリモフレックスIBB(Primoflex IBB 、1952年発売) - 明るいファインダースクリーン「トーコーブライト」を装備した。 プリモフレックスIIIA - フィルム装填がセミオートマットになった。 プリモフレックスIC(Primoflex IC 、1952年発売) プリモフレックスIVA(Primoflex IVA 、1954年発売) - セミオートマットで、フィルムカウンターは自動復元。アタッチメントは初めてローライのバヨネットI型を採用した。解除可能な二重露出防止機構が装備された。 プリモフレックスIIIF(Primoflex IIIF 、1955年発売) - レンズは3群3枚トーコー75mmF3.5。 プリモフレックスVA(Primoflex VA 、1955年発売) - レンズは3群4枚トプコール75mmF3.5。ビューレンズにも絞り機構を持つ。 プリモフレックスオートマット(Primoflex Automat 、1956年8月発売) - フィルム装填はオートマットでセルフコッキング。レンズは3群4枚トプコール75mmF3.5。ビューレンズの絞り機構は省略された。 プリモフレックスオートマットL(Primoflex Automat L 、1957年発売) /トプコフレックスオートマット(Topcoflex Automat ) - ライトバリュー式となった。
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