ブルー‐ダイヤモンド【blue diamond】
ブルー・ダイヤモンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 08:41 UTC 版)
ブルー・ダイヤモンド | |
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Siberia | |
監督 | マシュー・ロス |
脚本 | スコット・B・スミス |
原案 | スティーヴン・ハメル スコット・B・スミス |
製作 | スティーヴン・ハメル キアヌ・リーブス ガブリエラ・バハー ブレイデン・アフターグッド デイヴ・ハンセン |
製作総指揮 | ウィリアム・V・ブロミリー ネス・サバン シャノン・ベッカー クリスティアン・アンガーマイヤー クレメンス・ホールマン マーク・ハンゼル クリストファー・ルモール ティム・ザジャロス ウェイン・マーク・ゴッドフリー ロバート・ジョーンズ フィリス・レイング デバン・タワーズ ジェリー・ハウスファター ジェフ・ビーズリー カシアン・エルウィズ |
出演者 | キアヌ・リーブス |
音楽 | ダニー・ベンジー ソーンダー・ジュリアーンズ |
撮影 | エリック・コレツ |
編集 | ルイーズ・フォード |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 104分 |
製作国 | ![]() ![]() |
言語 | 英語、ロシア語 |
『ブルー・ダイヤモンド』(原題:Siberia)は、マシュー・ロス監督、スティーブン・ハメル原作、スコット・B・スミス脚本、2018年制作のアメリカ合衆国・カナダのスリラー映画。キアヌ・リーブス主演。
あらすじ
宝石商のルーカス・ヒルは、希少な最高純度のブルー・ダイヤモンドの取引のため、ロシアのサンクトペテルブルクにやってくるが、ダイヤを所持していたビジネスパートナーとの連絡が途絶えてしまう。
伝言を便りにシベリアのミールヌイに飛んだルーカスは、知り合った現地の女性カティアの協力を得てダイヤを見つけ出すが、それは巧妙に作られた偽物だった。ルーカスは本物のダイヤを探し出そうとするが、その間にも、ロシアン・マフィアとの取引期日が迫ってくる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[2]
- ルーカス・ヒル - キアヌ・リーブス(森川智之)
- カティア - アナ・ウラル(牛田裕子)
- ボリス・ヴォルコフ - パシャ・D・リチニコフ(志村知幸)
- イワン - ドミトリー・チェポヴェツキー
- ヴィンセント - ジェームズ・グレイシー
- ポロジン - ユージン・リピンスキ(吉富英治)
- パヴェル - ラファエル・ペタルディ
- ライサ - ヴェロニカ・フェレ
- ギャビー・ヒル - モリー・リングウォルド(反町有里)
製作
本作はスティーヴン・ハメルが、「キアヌ・リーブスを主演に、大人のための作品を作りたい」と考えて、スコット・B・スミスに脚本を依頼したところから企画が始まったと言われている[3]。一般向けには、2017年2月1日、マシュー・ロス監督の新作映画にキアヌ・リーブスが出演するとの報道があった[4]。4月5日、アレクス・ポーノヴィッチの出演が決まったと報じられた[5]。27日、パシャ・D・リチニコフ、モリー・リングウォルド、アナ・ウラルがキャスト入りした[6]。5月、本作の主要撮影が始まった[7]。
公開・マーケティング
2018年5月11日、サバン・フィルムズが本作の全米配給権を獲得したと報じられた[8]。6月8日、本作の予告編が公開された[9]。
評価
本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには45件のレビューであり、批評家支持率は11%、平均点は10点満点で4点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「繊細な語りや感動的な演技とは無縁の映画である。『ブルー・ダイヤモンド』は過酷な逃避行を描いているが、観客にとって娯楽とは程遠いものである。」となっている[10]。また、Metacriticには15件のレビューがあり、加重平均値は34/100となっている[11]。
脚注
- ^ “キアヌ・リーブス主演作、8月公開 クール&セクシーな魅力満載の予告完成”. 映画.com. (2019年5月9日) 2019年5月10日閲覧。
- ^ “『ジョン・ウィック』シリーズのキアヌ・リーブスが、今度は宝石商として危険な賭けに挑む!アクション・スリラー『ブルー・ダイヤモンド』ブルーレイ&DVD発売/デジタル配信決定!”. PONY CANYON NEWS. (2019年12月25日) 2019年12月25日閲覧。
- ^ 小野寺系 (2019年8月29日). “キアヌ・リーブス主演の“当たり”映画に 『ブルー・ダイヤモンド』に込められた作り手の信念”. リアルサウンド映画部. 株式会社blueprint. 2025年2月17日閲覧。
- ^ “Keanu Reeves Heading To ‘Siberia’ With ‘Frank & Lola’ Director Matthew Ross – Berlin”. Deadline.com (2017年2月1日). 2019年4月19日閲覧。
- ^ “Aleks Paunovic Books Two Roles; Catherine Siggins Lands ‘The Samuel Project’”. Deadline.com (2017年4月5日). 2019年4月19日閲覧。
- ^ “Keanu Reeves Starring Thriller ‘Siberia’ Rounds Its Cast; Magda Apanowicz To Co-Star In ‘Volition’”. Deadline.com (2017年4月27日). 2019年4月19日閲覧。
- ^ “Cannes First Look: Keanu Reeves Dives Into Diamond Trade in 'Siberia' (Exclusive Image)”. Hollywood Reporter (2017年5月16日). 2019年4月19日閲覧。
- ^ “Saban Films Snaps Up North American Rights To Keanu Reeves Crime Thriller ‘Siberia’ – Cannes”. Deadline.com (2018年5月11日). 2019年4月19日閲覧。
- ^ “‘Siberia’ Trailer: Keanu Reeves Isn’t Here To Make Friends In New Russian-Set Action Thriller”. The Playlist (2018年6月8日). 2019年4月19日閲覧。
- ^ “Siberia”. Rotten Tomatoes. 2019年4月19日閲覧。
- ^ “Siberia (2018)”. Metacritic. 2019年4月19日閲覧。
外部リンク
ブルーダイヤモンド
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ブルーダイヤモンド | |
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別府港に接岸中の本船
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | ![]() ![]() |
所有者 | ダイヤモンドフェリー(1990-2008) ネグロス・ナビゲーション(2011-) |
運用者 | ダイヤモンドフェリー(1990-2008) シーワールド高速フェリー(2008-2011) 2GO(2012-) |
建造所 | 新来島どっく大西工場 |
姉妹船 | スターダイヤモンド |
航行区域 | 限定沿海[1] |
船級 | JG |
信号符字 | JM6018[1] |
IMO番号 | 9000455 |
改名 | ブルーダイヤモンド(1990-2008) QUEEN MARY(2008-2011) QUEEN(2011) ST.MICHAEL ARCHANGEL(2011-) |
経歴 | |
起工 | 1989年11月12日[2] |
進水 | 1990年4月19日[2] |
竣工 | 1990年7月17日[3] |
就航 | 1990年7月23日 |
運航終了 | 2008年2月7日 |
現況 | ![]() |
要目 | |
総トン数 | 9,447トン[1] |
載貨重量 | 3,773.00トン[1] |
全長 | 150.87 m[1] |
登録長 | 144.90 m[1] |
垂線間長 | 140.00 m[1] |
幅 | 25.0 m |
型幅 | 25.00 m[1] |
型深さ | 13.00 m[1] |
喫水 | 3.90 m[1] |
満載喫水 | 5.54 m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 日立造船 Sulzar14ZAV40S 2基[1] |
推進器 | 2軸 |
出力 | 25,200馬力[1] |
最大速力 | 24.72ノット[1] |
航海速力 | 23.00ノット[1] |
旅客定員 | 942名[1] |
乗組員 | 36名[1] |
車両搭載数 | トラック105台、乗用車50台 |
ブルーダイヤモンドは、ダイヤモンドフェリーが運航していたフェリー。神戸-松山-大分航路に就航した。
概要
おくどうご6の代船として新来島どっく大西工場で建造され、1990年7月23日に神戸 - 松山 - 大分航路に就航した。
2008年2月7日、中九州航路の減便と関西汽船から移籍したさんふらわあ こがねの就航により引退した。
その後、海外売船され、韓国のシーワールド高速フェリーでQUEEN MARYとして、木浦 - 済州航路に就航していた。
2011年、QUEENと改名した上でフィリピンのネグロス・ナビゲーションに売却され、ST.MICHAEL ARCHANGELとなり、2012年からは、ネグロス・ナビゲーションのグループ再編により、2GOブランドで運航されている。
設計

船体の基本はクイーンダイヤモンド・フェリーダイヤモンドと共通であるが、Aデッキ客室が後方に拡大され、総トン数が増加した。また、ブリッジ・ファンネルのデザインが変更され、主機には新型機関を採用している[3]。
客室はさらにグレードアップが図られ、特等・一等のシングルルームを新たに設定したほか、上級クラスとして特別室を設けるなど、大幅に個室が増加し、船内のレイアウトも変更されている。
船内
船室
- 特別室「アクアマリン」「エメラルド」[4]
- 特等室
- 特等A(1名×8室 5階)
- 特等B(2名×各階3室 4・5階)
- 一等室
- 一等A(1名×18室 4階)
- 一等B(4名×12室 5階)
- 二等寝台「グリーン寝台」(23室 5階)
- 特二等室「グリーン和室」(1室 4階)
- 二等室(4階12室・5階13室)
設備
- 案内所
- エントランス
- レストラン
- 売店
- 浴場
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 日本船舶明細書 1997 (日本海運集会所 1996)
- ^ a b 国土交通省海事局 監修『船の科学』44(2)(508),船舶技術協会,1991-02. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3231944 (参照 2023-04-14)
- ^ a b 世界の艦船 第428集 1990年11月号 P.128 (海人社)
- ^ a b 長距離フェリーガイド ブルーダイヤモンド スターダイヤモンド クイーンダイヤモンド フェリーダイヤモンド - ぐるりニッポン船旅ガイド’96 - 成美堂出版
外部リンク
- MarineTraffic.com - ST MICHAEL THE ARCHANGEL - 自動船舶識別装置(AIS)による現在位置表示
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