ブルーノ・デ・バロスとは? わかりやすく解説

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ブルーノ・デ・バロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/27 13:38 UTC 版)

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この名前は、ポルトガル語圏の人名慣習に従っています。第一姓(母方の)はテノーリオ第二姓(父方の)はデ・バロスです。
ブルーノ・デ・バロス
選手情報
ラテン文字 Bruno Lins Tenório de Barros
国籍 ブラジル
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 100m, 200m
生年月日 (1987-01-07) 1987年1月7日(31歳)
出身地 アラゴアス州マセイオ
身長 182cm
体重 85kg
成績
オリンピック 200m 準決勝1組6着 (2012年)
4x100mR 4位 (2008年)
世界選手権 200m 6位 (2011年)
4x100mR 予選失格 (2011年)
4x100mR 予選途中棄権 (2015年)
地域大会決勝 パンアメリカン競技大会
200m 3位 (2011年)
4x100mR 優勝 (2011年)
最高世界ランク 200m 10位 20秒16 (2011年)
自己ベスト
60m 6秒72 (2014年)
100m 10秒16 (2009年)
10秒12w (2016年)
200m 20秒16 (2011年)
編集 

ブルーノ・デ・バロスBruno Lins Tenório de Barros1987年1月7日 ‐ )は、ブラジルアラゴアス州マセイオ出身の陸上競技選手。専門は短距離走100mで10秒16、200mで20秒16(ブラジル歴代4位[注 1][1])の自己ベストを持つ。2011年大邱世界選手権男子200mのファイナリスト(6位)である。

経歴

2008年8月の北京オリンピックオリンピック初出場を果たすと、男子200mは1次予選で敗退した。男子4×100mリレーは決勝で3走を務め(予選は2走)、38秒24をマークしての4着に貢献[2]。その後、このレースで金メダルを獲得していたジャマイカチームのネスタ・カーターのドーピング検体の再検査で禁止薬物の陽性反応を示したため、国際オリンピック委員会2017年1月25日にジャマイカチームを失格処分にしたと発表した[3]。ネスタ・カーターがスポーツ仲裁裁判所に提訴したため処分確定はまだ先になるが[4]、確定すればブラジルの順位は3位に繰り上がり銅メダル獲得となる。

2009年にドーピング検査でEPO(エリスロポエチン)の陽性反応が検出されたため、2009年6月15日から2011年6月14日まで2年間の資格停止処分を受けた[5][6]

2011年9月の大邱世界選手権に出場すると、男子200m予選を20秒63(+0.4)の組2着で突破し、世界大会の個人種目で初のセミファイナリストになった。準決勝は20秒54(-1.0)の組3着で突破し、男子200mでは1999年セビリア大会クラウディネイ・ダ・シルバ以来、12年ぶりにブラジル人ファイナリストになったが、決勝は20秒31(+0.8)の6位に終わった[7]

自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒16 (+1.8) 2009年3月21日 サンパウロ
10秒12w (+3.5) 2016年2月27日 マリンガ 追い風参考記録
200m 20秒16 (+1.1) 2011年8月6日 サンパウロ ブラジル歴代4位
室内
60m 6秒72 2014年2月16日 サン・カエタノ・ド・スル

主要大会成績

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
2004 南アメリカユース選手権 (en グアヤキル 4x100mR 優勝 42秒42 (3走)
2006 ポルトガル語圏競技大会 (en マカオ 200m 優勝 21秒55 (+0.2)
南アメリカU23選手権 (en ブエノスアイレス 200m 6位 21秒20 (+2.3)
4x100mR 2位 40秒15 (3走)
2008 イベロアメリカ選手権 (en イキケ 200m 2位 20秒95 (-0.5)
4x100mR 優勝 38秒96 (3走)
オリンピック 北京 200m 1次予選4組5着 21秒15 (-1.1)
4x100mR 4位 38秒24 (3走)
南アメリカU23選手権 (en リマ 100m 2位 10秒70A (-2.0)
200m 優勝 21秒13A (-1.0)
4x100mR 優勝 40秒06 (3走)
4x400mR 優勝 3分09秒02 (1走)
2009 南アメリカ選手権 (en リマ 200m 3位
失格
20秒93 (0.0)
DQ
ドーピング
ポルトガル語圏競技大会 (en リスボン 200m 2位
失格
20秒78 (+2.4)
DQ
ドーピング
4x100mR 優勝
失格
39秒30 (4走)
DQ
ドーピング
2011 世界選手権 大邱 200m 6位 20秒31 (+0.8)
4x100mR 予選失格 DQ (4走)
パンアメリカン競技大会 (en グアダラハラ 200m 3位 20秒45A (-1.0)
4x100mR 優勝 38秒18A (4走)
2012 オリンピック ロンドン 200m 準決勝1組6着 20秒55 (-0.5)
4x100mR 予選1組4着 38秒35 (4走)
2013 南アメリカ選手権 (en カルタヘナ 100m 2位 10秒33 (+1.3)
世界選手権 モスクワ 200m 予選3組4着 20秒60 (0.0)
2014 南アメリカ競技大会 (en サンティアゴ 200m 4位 20秒77 (-1.0)
4x100mR 優勝 38秒90 (4走) 大会記録
世界リレー (en ナッソー 4x100mR 4位 38秒40 (1走)
2015 世界リレー (en ナッソー 4x100mR 4位 38秒63 (1走)
パンアメリカン競技大会 (en トロント 200m 準決勝1組6着 20秒66 (+2.0)
4x100mR 2位 38秒68 (3走)
世界選手権 北京 200m 予選2組5着 20秒42 (-0.2)
4x100mR 予選途中棄権 DNF (3走)
世界軍人体育大会 (en 聞慶 100m 5位 10秒29 (+1.7)
200m 4位 20秒84 (+1.7)
4x100mR 5位 39秒77 (3走)
2016 イベロアメリカ選手権 (en リオデジャネイロ 100m 2位 10秒28 (+0.4)
200m 3位 20秒54 (+0.3)
4x100mR 2位 38秒65 (3走)
オリンピック リオデジャネイロ 200m 予選8組6着 20秒59 (+0.4)
4x100mR 6位 38秒41 (3走)
2017 世界リレー (en ナッソー 4x100mR 予選失格 DQ (2走)
南アメリカ選手権 (en アスンシオン 100m 2位 10秒22 (+1.9)
200m 決勝棄権 DNS 予選20秒41 (+3.3)
4x100mR 優勝 39秒47 (3走)
4x400mR 2位 3分07秒32 (1走)

脚注

注釈

出典

外部リンク




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