ブルスケッタとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ブルスケッタの意味・解説 

ブルスケッタ【(イタリア)bruschetta】

読み方:ぶるすけった

イタリアガーリックトーストのこと。パンニンニクすり込みトーストしてオリーブ油をかける。


ブルスケッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/08 13:21 UTC 版)

ブルスケッタの例
トマトをトッピングしたブルスケッタ

ブルスケッタイタリア語: bruschetta)は、イタリア料理のひとつ。「イタリア風ガーリックトースト」とも呼ばれる[1]イタリアでは前菜として食されることも多い[2]

概要

ブルスケッタはパン炭火で炙り、オリーブオイルを塗って、好みによりニンニクで香りづけした料理である[3]。名称は「炙る」「炒る」という意味のローマ地方の言葉「ブルスカーレ(bruscare)」に由来し[1][3]、もともとは中部イタリアの郷土料理であった[1]

日本アメリカ合衆国では、トマトなどを乗せてオープンサンドイッチにしたものを指して「ブルスケッタ」と呼ぶこともあるが、上記のようにパンを炙ることがブルケッタの肝要となる[1]

ブルスケッタに様々な食材をトッピングすることはよく行われており[1][3]トマトをトッピングすることが最も人気が高い[1]。ほかにチーズ生ハムアボカドアンチョビなどがトッピングとしてはよく使われる[1]

ブルスケッタに用いられるパンには、バゲットパン・ド・カンパーニュのように硬く、砂糖バターなどの副材料の使用量が少ないものが適している[2]。食材を乗せる際には、食材の水分がブルスケッタに吸収されないようオイルやバターなどの油脂類を塗り、なるたけ食べる直前に食材を乗せるようにするのがコツである[2]

歴史

古代ローマ時代に搾りたてのオリーブオイルをパンに浸して味見をしていたのが始まりとされる[3]。庶民向けの食堂で提供されていたブルスケッタだったが、今日では高級レストランでも提供されている[3]

クロスティーニとの違い

ブルスケッタと類似するイタリア料理にクロスティーニがあるが、見た目での違いは分かりづらい。イタリア人でも様々な見解があり、以下のような意見がある[4]

  • パンの種類が異なる。
  • パンの厚さが異なる。
  • 乗せる具材が異なる。

同じ料理でも人によってブルスケッタであったりクロスティーニであったりすることもある[4]

関連項目

出典

  1. ^ a b c d e f g 岸朝子「ブルスケッタ」『イタリアン手帳』東京書籍、2011年、41頁。ISBN 978-4487804054 
  2. ^ a b c 川上文代「ブルスケッタ3種」『イタリア料理の教科書』(新装版)新星出版社、2017年、48頁。 ISBN 978-4405093386 
  3. ^ a b c d e 北村光世「シンプルなブルスケッタもおいしいけれど野菜をそえればおもてなしにも」『オリーブオイルのごちそう』文化出版局、1996年、36頁。 ISBN 978-4579205516 
  4. ^ a b 超簡単“クロスティーニ”でおもてなし 爽やかで旨いイタリア前菜レシピ5種”. CREA (2020年8月13日). 2025年4月8日閲覧。
  5. ^ 佐藤政人「ダコス」『世界のサラダ図鑑 :驚きの組み合わせが楽しいご当地レシピ304』誠文堂新光社、2021年、49頁。 ISBN 978-4416521823 

外部リンク


「ブルスケッタ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ブルスケッタ」の関連用語

ブルスケッタのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ブルスケッタのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのブルスケッタ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS