ブリタニア (女神)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 12:48 UTC 版)

ブリタニア(英語: Britannia)とはイギリスを擬人化した女神であり、象徴とされる。由来はグレートブリテン島のラテン語名から。フランスのマリアンヌと並び、硬貨や紙幣、風刺画など様々なものに描かれる。
ブリタニアはローマ帝国の属州を擬人化した女神として、他の地域と同様に、2世紀にローマ帝国の硬貨に初めて描かれた。その後使われなくなったものの、エリザベス1世の統治下に於いて再び使われてるようになった。ユニオンフラッグを描いた盾とポセイドンの三叉戟を手にし、アテナの兜をかぶった姿で描かれる[1]。
英国の愛国歌「ルール・ブリタニア」や「ブリタニア、海の誇り」は英国をこの女神に擬えて歌っている。
関連画像
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社会主義を敵視する保守党のポスター、1909年。ブリタニアが猿(社会主義を象徴する)に首を絞められている。文章は“社会主義は国を絞める”。
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1936年発行のハーフペニー。
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2021年発行のブリタニア金貨。
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1922年発行の切手。
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イギリスの航空会社の飛行機に描かれたブリタニア。
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ブリタニアに扮して行進する人々。(2010年、ロンドン)
脚注
- ^ 丹羽隆子「「16-17世紀、海の世紀のイングランド」雑感」『東京海洋大学研究報告』第5巻、2009年、5-9頁、CRID 1050282677548114944。
関連項目
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