ブラジルへの移住
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 01:42 UTC 版)
「渡辺トミ・マルガリーダ」の記事における「ブラジルへの移住」の解説
同1911年12月、移民会社によりブラジル移民の募集が行われ、トミたちが世話になった鳥越末次郎のブラジル行きが決定した。トミは、現在の生活から抜け出したいとの思い、そしてブラジルで金を稼いで家族での生活を取り戻したいとの思いで、共にブラジルへ行くことを鳥越に懇願した。ブラジル移住には、1組の夫婦を中心として3人以上の労働者のいる家族であることが一つの条件であったため、トミは鳥越の養女となり、1912年(明治45年)3月にブラジルへ発った。 ブラジルには、トミ以前に移民していた父方の叔母が頼りであったが、叔母はブラジル語の公用語であるポルトガル語を理解できていなかった。また移民にあたっては、ブラジルでは十分すぎる収入が得られると聞かされたはずが、実際には1日中働いても生活費を除けばほとんど手元に残らず、それどころか借金がかさんでいる人も多かった。
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