フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットの意味・解説 

フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:09 UTC 版)

推理小説」の記事における「フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット」の解説

事件解明必要な要素である犯人犯行方法動機のうち、どれの解明重視するかによる分類。この3つの分類は、推理小説興味対象が、単なる犯人当てからトリック面白さへと移り変わり、そして社会派へつながる動機重視変わっていく、という推理小説発展史重なる。 フーダニット (Whodunit = Who (had) done it) 犯人は誰なのかを推理するのに重点置いていること。 探偵役多数容疑者から真犯人探り当てる過程重視した形式で、クローズド・サークルにおける犯人当てや、警察小説での聞き込み捜査などが当てはまる。 ハウダニット (Howdunit = How (had) done it) どのように犯罪成し遂げたのかを推理するのに重点置いていること。 犯人探しではなくトリック解明推理する過程重視した形式で、法廷推理小説におけるアリバイ崩しトラベル・ミステリにおける時刻表利用したトリック解明などが当てはまる。 ホワイダニット (Whydunit = Why (had) done it) なぜ犯行至ったのかを推理するのに重点置いていること。 犯行方法ではなく犯人像プロファイリング動機解明重視した形式で、犯罪者である主人公内面描写重視した犯罪心理小説や、犯罪捜査描写重視した警察小説などが当てはまる。また警察小説法廷ものには物語途中で犯人捕まり取り調べ裁判における動機解明主題とする作品もある。 これらは相反する要素ではなく二つもしくは全て追求する作品もある。特に「密室もの」では、密室構成するトリック解明犯行及んだ人物の推理平行して行う作品が多い。

※この「フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット」の解説は、「推理小説」の解説の一部です。
「フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット」を含む「推理小説」の記事については、「推理小説」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」からフーダニット、ハウダニット、ホワイダニットを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からフーダニット、ハウダニット、ホワイダニットを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からフーダニット、ハウダニット、ホワイダニットを検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット」の関連用語

フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの推理小説 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS