フランス、ドイツ、オランダ絵画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 04:52 UTC 版)
「プラド美術館」の記事における「フランス、ドイツ、オランダ絵画」の解説
スペイン、フランドル、イタリア以外のヨーロッパ各国の絵画は、スペインと政治的・宗教的に対立した歴史的事情を反映して少ないが、やはり傑作が収蔵されている。フランス絵画では、17世紀のプッサン、クロード・ロランの作品が特筆に値し、ほかにジョルジュ・ド・ラ・トゥ―ル、ヴァトー、そして18世紀のスペイン・ブルボン家の宮廷に招聘されたルイ=ミシェル・ヴァン・ローらの作品もある。ドイツ絵画では、ルネサンス期の名作が見逃せない。アルブレヒト・デュ―ラーの『アダムとイヴ』などの代表作が収蔵されているほか、クラナッハ、ハンス・バルドゥングの傑作がある。また18世紀の新古典主義の画家アントン・ラファエル・メングスのコレクションも重要である。そのほか17世紀オランダ絵画では、レンブラントの名作が収蔵されている。 重要作 ジョルジュ・ド・ラ・トゥール:『ハーディーガーディーを弾く盲人』 プッサン:『パルナッソス』、『ダヴィデの勝利』 クロード・ロラン:『聖女パウラの乗船とオスティア港風景』 ヴァトー:『結婚の契約と田園の舞踏』 アルブレヒト・デューラー:『自画像』、『アダム』、『イヴ』 ルーカス・クラナッハ:『聖母子、洗礼者ヨハネと天使たち』 ハンス・バルドゥング:『人生の三段階と死』 レンブラント・ファン・レイン:『ホロフェルネスの晩餐会でのユーディット』
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