フラットデザインに対する批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 20:36 UTC 版)
「フラットデザイン」の記事における「フラットデザインに対する批判」の解説
フラットデザインはユーザーインターフェースから直感性を奪い、使いにくくなってしまうという批判が起きている。すべてのデザインを簡略化した結果、ボタンとインジケータの区別がつかなくなるといった弊害が起きることもあった。 ある調査によると、年配の人々よりも若者の方がフラットデザインを受け入れているという結果が示された。同じ研究において、若者はフラットデザインをより素早く見つけられる一方、インターフェースの使い方を誤ることもあったという結果も出ている。 ウェブサイトのユーザビリティ(使いやすさ)の研究で知られるヤコブ・ニールセンは、フラットデザインがタブレット端末のユーザビリティに悪影響を与えていると指摘し、現行のフラットデザインの代わりに、スキューモーフィズムとフラットデザインの中間に当たるデザインを使ってみてはどうかと提言している。ニールセンのグループが2017年に行ったUIの使い方に関する研究では、フラットデザインの方が平均よりも22%遅かったという結果が出ている。 その一方で、コンピュータゲーム『Wilmot's Warehouse』のように、フラットデザインのわかりにくさを応用してゲームのデザインに取り入れた例もある。
※この「フラットデザインに対する批判」の解説は、「フラットデザイン」の解説の一部です。
「フラットデザインに対する批判」を含む「フラットデザイン」の記事については、「フラットデザイン」の概要を参照ください。
- フラットデザインに対する批判のページへのリンク