フラクトゥールの利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 23:55 UTC 版)
「フラクトゥール」の記事における「フラクトゥールの利用」の解説
今日のドイツでは、フラクトゥールは装飾用の書体としてまれに使われる程度である。例えばドイツの古くからの新聞は、一面にある新聞名をフラクトゥールで表記しているが、記事本文や見出しではフラクトゥールは用いられずアンティカ体が用いられる。また、パブなど飲み屋の看板にもよく使われる。こうした看板や装飾での使用では、小文字sや長いsの区別や、連字・合字などのルールはあまり気にされていない。すでに東西ドイツ統一後のドイツ人の日常生活からは、ほとんど見られなくなっていた。 一方、フラクトゥールの個別の文字は数学分野で記号として使われている。例えば、リー環、完全加法族、イデアル、ラマヌジャン和(英語版)の表記の際にはフラクトゥールを使うことがある。
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