フュージョン期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:29 UTC 版)
翌1975年、ビートルズのレコーディングプロデューサーでもあったジョージ・マーティンをプロデューサーに迎え、当時流行していたフュージョン色の濃い初のインストゥルメンタル・アルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』を発表。インストゥルメンタル・アルバムとしては珍しく、アメリカでゴールドディスクを獲得し、セールス面でも成功を収めた。また、同年リリースされたスタンリー・クラークのアルバム『ジャーニー・トゥ・ラヴ』に2曲でゲスト参加。 『ブロウ・バイ・ブロウ』発表の1年後、ナラダ・マイケル・ウォルデン(ドラム)やヤン・ハマー(キーボード)らを起用し、またしても全編インストゥルメンタルの『ワイアード』を発表。ジャズ・ロック的な要素を全面に出したアルバムとなった。1978年から1979年には、スタンリー・クラークと共に日本及びヨーロッパでツアーを行う。 1980年代に入ると、同じくヤードバーズ出身のジミー・ペイジ、エリック・クラプトンと共に、A.R.M.Sコンサートに参加し、3人が共演。クラプトンと共に、シークレットポリスマン・コンサートで共演。アルバム『ハニードリッパーズ (The Honeydrippers)』に参加し、ジミー・ペイジ、ロバート・プラントと共演した。 1985年に、アルバム『フラッシュ』をリリースする。このアルバムではそれまでのスタイルから転換を図り、ナイル・ロジャースやアーサー・ベイカーをプロデューサーに迎え、ボーカル入りの曲を主体にして制作したアルバムである。収録曲「エスケープ」がグラミー賞の最優秀ロック・インストゥルメンタル賞を受賞。中でも、インプレッションズの「ピープル・ゲット・レディ」のカバーで、旧友ロッド・スチュワートとの共演がMTVなどで話題になった。
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