フナムシ科とは? わかりやすく解説

フナムシ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 04:23 UTC 版)

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フナムシ科
Ligiidae
フナムシまたはリュウキュウフナムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: 軟甲綱(エビ綱) Malacostraca
: 等脚目(ワラジムシ目) Isopoda
亜目 : ワラジムシ亜目 Oniscidea
: フナムシ科 Ligiidae
  • Caucasoligidium
  • Euryligia
  • フナムシ属 Ligia
  • Ligidioides
  • ヒメフナムシ属 Ligidium
  • Stymphalus
  • Tauroligidium
  • Typhloligidium

フナムシ科 (船虫科、Ligiidae) は、ワラジムシ亜目に属する1

8属が属する。フナムシ属 Ligiaとヒメフナムシ属 Ligidiumにそれぞれ数十種が属し、他の属は1-2種である。

代表種はフナムシで、世界中の温水域の海岸地帯に分布する。他の種は、地域的に限られた分布をする。

特徴

ワラジムシ亜目の他の科(ワラジムシダンゴムシ)と区別する特徴は、のように細長い。尾の毛細管現象を利用し、に水を供給する。

フナムシ属は浸透圧が4.1%と高いので、海水に適応しており、海岸に住む。一方、ヒメフナムシ属は、浸透圧が1.5%と低く、ワラジムシ亜目の他の科同様、森林に住む。ただし、フナムシ属でもオガサワラフナムシなど、森林に住む種もある(浸透圧は高いので、二次的に森林に進出したと思われる)。

代表種

日本に住む種

フナムシ属

ヒメフナムシ属

  • イヨチビヒメフナムシ Ligidium iyoense - 愛媛県上浮穴郡
  • キヨスミチビヒメフナムシ Ligidium kiyosumiense - 千葉県清澄山
  • チョウセンヒメフナムシ Ligidium koreanum - 中国地方西部、九州、対馬
  • ニホンチビヒメフナムシ Ligidium paulum - 近畿地方日本海側
  • ニホンヒメフナムシ Ligidium japonicum - 北海道、本州、四国
  • リュウキュウヒメフナムシ Ligidium ryukyuense - 南西諸島

その他の代表種

フナムシ属

  • (common) sea slater Ligia oceanica
  • mangrove sea slater Ligia hawaiiensis
  • rock louse Ligia occidentalis

脚注

  1. ^ 父島のフナムシ: 浜松医科大学の針山研究室と視覚世界
  2. ^ 小笠原の新種のフナムシ: 浜松医科大学の針山研究室と視覚世界
  3. ^ ナガレフナムシ記事: 浜松医科大学の針山研究室と視覚世界




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