フッド提督に対する叙爵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:59 UTC 版)
「ブリッドポート子爵」の記事における「フッド提督に対する叙爵」の解説
子爵家の祖アレグザンダー・フッド提督(1726-1814)はサミュエル・フッド提督の実弟で、七年戦争やフランス革命戦争期を活躍した海軍軍人である。フッドは1794年11月14日にアイルランド貴族として「クリケット・セント・トマスのブリッドポート男爵(Baron Bridport, of Cricket St Thomas)」に叙された。彼はグロワ島の海戦を指揮したのち、1796年6月13日にグレートブリテン貴族爵位の「サマセット州クリケット・セント・トマスのブリッドポート男爵(Baron Bridport, of Cricket St Thomas in the County of Somerset)」を授けられている。フッドは海軍を引退すると、1800年6月16日にもグレートブリテン貴族の「サマセット州クリケット・セント・トマスのブリッドポート子爵(Viscount Bridport, of Cricket St Thomas in the County of Somerset)」を得ている。 一連の爵位のうち、1796年創設の男爵位のみは又甥サミュエル・フッド及び叔父アレグザンダー・フッドにも相続を認める特別継承権が付与されていた。そのため子供のない提督の死後に2つの爵位は廃絶したが、1796年創設分のみは又甥サミュエル(2代男爵,1788-1868)に継承されている。
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