フォールバックのタイムアウト時間とフレッツ網側対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 04:03 UTC 版)
「フレッツ網におけるIPv6」の記事における「フォールバックのタイムアウト時間とフレッツ網側対策」の解説
フォールバックによるタイムアウト時間は環境と状況によって異なり、何の対策も打たない状況下では数10秒におよぶ事があり、サービスは実質的に使用不能に陥る。 フレッツ網側ではこの対策のため、ユーザ側からフレッツ閉域網のネットワークに対し通常のIPv6インターネット上アドレスを宛先としたTCPコネクションを試みた場合、ユーザにTCP RSTを返してセッションを強制的に切断させ、端末側にIPv4へのフォールバックさせると言う仕組みを導入している。これによりタイムアウト時間は環境にもよるが最大1秒程度に短縮できる場合がある。 ただしこの手法はUDPには効果がなく、また端末の実装によってはIPv4にフォールバックせずエラーとなる場合もあり、完全に解決されるものではない。 また全般的に、タイムアウト時間はHTTP (TCP) の1セッションにおける値であり、Webブラウザーで1ページの表示に数10のセッションを張るような場合(そしてそれが通常である)にはタイムアウトによる遅延が累積し、大幅なページ表示速度(いわゆる体感速度)の低下に繋がる場合がある。リアルタイム性を追求するアプリケーション(動画、ゲーム)等においても深刻な影響を生じる場合がある。
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