フォーラムマネジャーとシステムオペレーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 19:01 UTC 版)
「ニフティサーブ」の記事における「フォーラムマネジャーとシステムオペレーター」の解説
ニフティサーブにおけるフォーラムの運営はフォーラムを企画したフォーラムマネジャーに委ねられていた。実際の管理、保守作業を担うシステムオペレーター(シスオペ、SYSOP)という役割も存在したが、これはフォーラムマネジャーが兼任することが基本であった。ただし、一部(規模が大きくなったものや、特にサブフォーラム)ではシスオペを別に任命することもあった。 フォーラムマネジャーやシステムオペレーターはニフティと契約を交わした立場である。フォーラムマネジャーは契約によって設置されたフォーラムの運営に関する責任を担い、システムオペレーターはフォーラムにローカルルールを設定することができ、会員は会員規約によってこれに従う義務があった。 基本的にフォーラムマネジャーにはSDI、フォーラムマネジャーではないシステムオペレーターにはSTFから始まるIDが与えられていた。これらのIDには請求先が存在しないため、通話料のみでニフティサーブを利用できた。 シスオペの多くはアマチュアで、各分野のマニアといった人達であったが、その道のプロ(専門家)が就任することもあった。その分野に関する知識や見識、また話題を盛り上げたり、トラブル発生時の仲裁能力、人望なども備えているのがシスオペの理想像であった。フォーラムごとに会員の接続時間の合計課金の一部がシスオペの報酬として支払われていた。これはキックバックと呼ばれ、中にはシスオペとしての年収が4,000万円を超えるものもいた。シスオペの収入に関しては早い時期には秘密とされていたが、後に報酬が存在することまでは場面に応じて明かされるようになった。
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