フォントネー=オー=ローズ原子力センター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/16 08:00 UTC 版)
「シャティヨン要塞」の記事における「フォントネー=オー=ローズ原子力センター」の解説
1957年、シャティヨン要塞はフォントネー=オー=ローズ原子力センターに改称された。正門と若干の建物は残されるも、それ以外は取り壊され1957年から1970年にかけて新たな建物が建設される。1974年にTFR試験原子炉(トカマク型フォントネー=オー=ローズ)の運転が開始される。しかし、完全な運転を維持するには困難であった。原子力庁フォントネー=オー=ローズは、特に放射性廃棄物と放射線防護の管理領域での研究を主軸としている。また、センターは原子力庁行政部門を収容している。 しかし、1996年に管理部門が入った建物が火災によって崩壊し移転することになる。現在はライフサイエンスに関する研究に主軸を移し、原子力関連についてはゾエ炉が保存されている原子力博物館がある。原子力庁の建物は原子力安全局に移管される。最後に、建物の一部は2007年以来、原子力庁から切り離され放射線防護・原子力安全研究所が使用している。かつては「要塞」や「別館」とも呼ばれていたが現在は原子力庁フォントネー=オー=ローズや放射線防護・原子力安全研究所フォントネー=オー=ローズとして知られる。軍事目的で建設されたシャティヨン要塞は最終的にフランス原子力発祥地、そして民間研究センターとなる。
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