フェミニズム雑誌『エマ (EMMA)』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 14:00 UTC 版)
「アリス・シュヴァルツァー」の記事における「フェミニズム雑誌『エマ (EMMA)』」の解説
1977年1月26日、シュヴァルツァーは「女性による、女性のための」フェミニズム雑誌『エマ (EMMA)』を創刊した。「エマ」は「解放 (Emanzipation)」にかけた誌名であり、また、フェミニズム雑誌にありがちな挑戦的な誌名をあえて選ばず、シンプルなものにしたかったという。フェミニズム理論や学術情報を紹介するのではなく、女性にとって重要な時事問題を論じるための雑誌であり、1970年代の主な関心であった女性の権利やカトリック教会における女性の地位から、最近では摂食障害、女性器切除、イスラム教における女性の地位(特にシュヴァルツァーはスカーフ着用の「義務」に反対している)などについて論じ、同一労働同一賃金およびポルノグラフィー、売春、性的虐待の問題は過去数十年にわたって度々取り上げられている。 『エマ』は隔月発行の雑誌で、発行部数は約5万部である。シュヴァルツァーは『エマ』創刊42年目の2019年現在も編集長を務めている。 2004年、ドイツ連邦共和国功労勲章を授与された。
※この「フェミニズム雑誌『エマ (EMMA)』」の解説は、「アリス・シュヴァルツァー」の解説の一部です。
「フェミニズム雑誌『エマ (EMMA)』」を含む「アリス・シュヴァルツァー」の記事については、「アリス・シュヴァルツァー」の概要を参照ください。
- フェミニズム雑誌『エマ 』のページへのリンク