フェアエールングとは? わかりやすく解説

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フェアエールング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 12:13 UTC 版)

フェアエールング
第22回福島牝馬ステークスパドック(2025年4月20日)
欧字表記 Verehrung[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 2020年3月18日(5歳)[1]
ゴールドシップ[1]
マイネポリーヌ[1]
母の父 スペシャルウィーク[1]
生国 日本北海道新冠町[1]
生産者 ビッグレッドファーム[1]
馬主 (株)サラブレッドクラブ・ラフィアン[1]
調教師 和田正一郎美浦[1]
競走成績
生涯成績 18戦5勝[1]
獲得賞金 1億1627万1000円[1]
(2025年4月20日現在)
勝ち鞍
GIII 小倉牝馬S 2025年
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フェアエールング(欧字名:Verehrung2020年3月18日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍に2025年の小倉牝馬ステークス

馬名の意味は、尊敬[2]

経歴

2022年7月16日、福島競馬場6Rの2歳新馬戦で柴田大知を背にデビュー。先手を取ってそのまま逃げ切り、デビュー戦を勝利で飾った[3]丹内祐次に乗り替わった9月3日の札幌2歳ステークスも積極的に前に出ていくも、失速しブービーの13着に惨敗。

3歳シーズンは序盤から着外続きだったが、丹内が鞍上に復帰した2023年7月23日の3歳以上1勝クラスで2着に好走。以降は丹内とのコンビが定着し、続く利尻特別と釧路湿原特別で連勝を飾った[4][5]。出走登録していた秋華賞は抽選の結果、除外になった[6]。10月22日の新潟牝馬ステークスは8着に敗れる[7]

丹内が鞍上から離れた4歳シーズン序盤は連続で着外に沈む。丹内が復帰した2024年7月27日のSTV賞は直線内をついてスミを差し切り、シーズン初勝利を収めるとともにオープンクラスに昇格した[8]。11月10日の福島記念は52キロの軽ハンデも生かして直線で鋭く伸び、アラタから1馬身差の2着に好走[9]

5歳となった2025年シーズンは今年度より創設された重賞競走[注 1]である1月25日の小倉牝馬ステークスより始動。中団から直線外を伸び、内から抜け出してきたシンティレーションともつれ合ったままゴール。写真判定の結果、同着での重賞初制覇を果たした[10]。JRA重賞での1着同着は、2021年のチューリップ賞エリザベスタワー&メイケイエール)以来、12度目である。

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[11]およびJBISサーチ[12]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.07.16 福島 2歳新馬 芝1800m(重) 13 5 7 005.90(3人) 01着 R1:52.5(34.6) -0.4 0柴田大知 54 (ナンヨークリスタル) 428
0000.09.03 札幌 札幌2歳S GIII 芝1800m(良) 14 6 9 007.90(5人) 13着 R1:52.0(38.3) -2.0 0丹内祐次 54 ドゥーラ 432
0000.10.01 中山 芙蓉S OP 芝2000m(良) 7 6 6 014.50(6人) 06着 R2:05.2(35.1) -0.8 0丹内祐次 54 シーウィザード 426
2023.01.29 東京 セントポーリア賞 1勝 芝1800m(良) 8 1 1 077.10(8人) 07着 R1:48.7(34.4) -0.7 0柴田大知 54 ベラジオオペラ 436
0000.02.25 中山 水仙賞 1勝 芝2200m(良) 8 8 8 025.60(6人) 06着 R2:15.4(35.7) -1.2 0柴田大知 54 ハウゼ 434
0000.03.26 中山 ミモザ賞 1勝 芝2000m(不) 11 5 5 018.10(9人) 07着 R2:08.2(40.9) -1.3 0柴田大知 54 アグラシアド 436
0000.07.23 札幌 3歳上1勝クラス 芝2000m(良) 11 3 3 011.00(3人) 02着 R1:59.8(34.3) -0.0 0丹内祐次 53 クレバーテースト 434
0000.08.05 札幌 利尻特別 1勝 芝2000m(稍) 9 3 3 003.90(2人) 01着 R2:01.9(35.5) -0.4 0丹内祐次 53 (ウインスノーライト) 440
0000.09.03 札幌 釧路湿原特別 2勝 芝2000m(良) 12 3 3 003.00(1人) 01着 R2:02.5(36.4) -0.1 0丹内祐次 53 (クレバーテースト) 444
0000.10.22 新潟 新潟牝馬S L 芝2000m(稍) 13 6 9 005.30(3人) 08着 R2:15.5(35.8) -0.7 0丹内祐次 52 メモリーレゾン 442
2024.01.20 中山 初富士S 3勝 芝2000m(良) 11 5 5 011.00(5人) 06着 01:59.8(35.5) -0.6 0津村明秀 53 グランベルナデット 456
0000.02.11 東京 初音S 3勝 芝1800m(良) 13 3 3 036.10(8人) 06着 01:46.8(33.8) -1.3 0津村明秀 55 コンクシェル 454
0000.03.03 小倉 関門橋S 3勝 芝2000m(稍) 14 8 13 025.70(8人) 08着 02:02.7(36.2) -1.0 0幸英明 56 ニホンピロキーフ 448
0000.07.07 函館 五稜郭S 3勝 芝1800m(稍) 14 1 1 017.60(7人) 10着 R1:50.4(37.3) -1.0 0角田大河 56 キミノナハマリア 458
0000.07.27 札幌 STV賞 3勝 芝2000m(良) 14 4 5 016.70(7人) 01着 02:00.6(34.3) -0.0 0丹内祐次 53 (スミ) 454
0000.11.10 福島 福島記念 GIII 芝2000m(良) 16 1 1 011.20(6人) 02着 02:00.9(36.8) -0.2 0丹内祐次 52 アラタ 444
2025.01.25 小倉 小倉牝馬S GIII 芝2000m(良) 18 2 3 014.40(7人) 01着 01:58.4(35.6) 同着 0丹内祐次 53 シンティレーション 456
0000.04.20 福島 福島牝馬S GIII 芝1800m(良) 16 3 5 010.40(6人) 02着 01:46.6(34.6) -0.4 0丸山元気 56 アドマイヤマツリ 454
  • 競走成績は2025年4月20日現在

血統表

フェアエールング血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

ゴールドシップ
2009 芦毛
父の父
ステイゴールド
1994 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ *ディクタス
ダイナサッシュ
父の母
ポイントフラッグ
1998 芦毛
メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
パストラリズム *プルラリズム
トクノエイティー

マイネポリーヌ
2002 黒鹿毛
スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レデイーシラオキ
母の母
マイネミレー
1984 黒鹿毛
マルゼンスキー Nijinsky
*シル
オカノブルー *ネプテユーヌス
ヒンドバース
母系(F-No.) フロリースカツプ(GB)系(FN:3-l) [§ 3]
5代内の近親交配 サンデーサイレンス:S3×M3、マルゼンスキー:M3×M4  [§ 4]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [14]
  3. ^ [13]
  4. ^ [13]

脚注

注釈

  1. ^ 狭義の新設重賞ではなく、実質的には前年度までの愛知杯の競走条件を引き継ぎ、施行競馬場を変えたもので初回よりGIIIの格付けがなされている。詳細は小倉牝馬ステークス#概要を参照のこと。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o フェアエールング”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年1月23日閲覧。
  2. ^ フェアエールング|競走馬情報”. 日本中央競馬会. 2025年1月23日閲覧。
  3. ^ 【福島5R新馬戦結果】紅一点のフェアエールングが逃げ切り勝ち”. netkeiba.com (2022年7月16日). 2025年1月25日閲覧。
  4. ^ 【利尻特別レース後コメント】フェアエールング丹内祐次騎手ら”. netkeiba.com (2023年8月5日). 2025年1月25日閲覧。
  5. ^ 【釧路湿原特別レース後コメント】フェアエールング丹内祐次騎手ら”. netkeiba.com (2023年9月3日). 2025年1月25日閲覧。
  6. ^ 【秋華賞】フェアエールングが除外 収得賞金1500万円組で4/5の抽選”. netkeiba.com (2023年10月12日). 2025年1月25日閲覧。
  7. ^ 【新潟牝馬S結果】格上挑戦のメモリーレゾンが快勝!”. netkeiba.com (2023年10月22日). 2025年1月25日閲覧。
  8. ^ 【札幌11R・STV賞】フェアエールングが内から差し切ってV 丹内祐次騎手「うまくさばけました」”. netkeiba.com (2024年7月27日). 2025年1月25日閲覧。
  9. ^ 【福島記念】軽ハンデ52キロのフェアエールングが直線伸びて2着 丹内祐次騎手「4コーナーの手応えは良かった」”. netkeiba.com (2024年11月10日). 2025年1月25日閲覧。
  10. ^ 【小倉牝馬S】新設重賞でいきなり珍事!フェアエールング&シンティレーションが同着重賞初V!”. netkeiba.com (2025年1月26日). 2025年1月26日閲覧。
  11. ^ フェアエールングの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2025年1月23日閲覧。
  12. ^ フェアエールング 競走成績”. JBISサーチ. 2025年1月23日閲覧。
  13. ^ a b c 血統情報:5代血統表|フェアエールング|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年1月23日閲覧。
  14. ^ フェアエールングの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2025年1月23日閲覧。
  15. ^ マイネルバルビゾン (Meiner Barbizon)の血統表”. netkeiba. 2025年2月5日閲覧。

外部リンク




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