フィクションの中の「アレクセイ・レオーノフ」
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映画・小説『2001年宇宙の旅』の続編として作られた小説『2010年宇宙の旅』(映画化されたタイトルは『2010年』)では、前作で木星周回軌道上に放置された宇宙船「ディスカバリー号」の調査のために、アメリカ合衆国とソビエト連邦が、威信をかけた競争を繰り広げる。妥協の産物としてソビエト連邦は、アメリカ合衆国の調査チームを自国船に同乗させることに同意する。 このソビエト連邦の宇宙船の名は「アレクセイ・レオーノフ」であった。小説出版は1982年、映画公開(アメリカ)は1984年で、レオーノフは「未来に、国家の威信をかけた宇宙船に献名されてもおかしくない」ほどに高名な宇宙飛行士であった。著者、アーサー・C・クラークは執筆中の1981年、ソ連の閉鎖都市に滞在許可を得てまで出向いてレオーノフと会い、次の小説の宇宙船に貴方の名前を使いたいと了承を求めた。レオーノフ自身も「それはきっといい船だ!」と快諾した、というエピソードをクラークは『3001年終局への旅』の後書きで記している。
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