フィクションの中の「サプライズ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/18 02:46 UTC 版)
「サプライズ (帆走フリゲート)」の記事における「フィクションの中の「サプライズ」」の解説
「サプライズ」は、パトリック・オブライアンの書いた小説「オーブリー&マチュリンシリーズ」の主人公「ラッキー」ジャック・オーブリー艦長が候補生時代に乗り組み、後に艦長となる船として選ばれており、現実の「サプライズ」よりずっと長生きして、やがてオーブリーが提督として自らの旗を翻すのを見届けることになる。「サプライズ」はストーリーにおける重要性もさりながら、愛読者に与える情緒的な香味によって、シリーズの重要な構成要素となっている。 2003年の映画『マスター・アンド・コマンダー』では、20世紀フォックスが軍艦「ローズ」のレプリカを購入して所定の改修を加え劇中の「サプライズ」を演じさせた。映画ではオーブリーが士官候補生として1785年に乗り組んだことになっているが、現実の「サプライズ」はその当時はまだ進水もしていないので、それは不可能である。オブライアンの小説でもオーブリーが士官候補生として「サプライズ」に乗り組んでいたことは書かれているが、年代は明記されておらず、年代記的には未解決である。 このレプリカのサプライズは映画の撮影後、サンディエゴ海洋博物館に売却され、船名はそのままに展示されている。
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