ファナックの森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 00:48 UTC 版)
ファナックの本社は、富士山の麓、海抜1,000メートルの森の中に位置している。ここには各種工場・研究所・社員用施設などがあり、会社の機能のほぼ全てが集約されている。周辺52万坪 (172万平米)に広がる森は「ファナックの森」と呼ばれており、会社のすぐ近くに、リス・ウサギ・シカ・タヌキ・キツネといった、野生動物が生息している。森には「ファナック通り」という通りや「ファナック前」というバス停もある。 東京都日野市からの本社移転の際には自然保護のため、森の木は一本も切らずに全て移植された。工場の向きがまちまちなのは、なるべく移植する木を減らすためである。とりわけロボットシステム工場の建設時には、2,000坪 (6,600平米)に広がる木とその下の腐葉土を、膨大な費用を費やし 300メートル移動させるという、大規模な工事がなされた。 施設を覆う柵は、英スコットランドのエディンバラのホリールード宮殿にある、メアリー女王の浴室脇のフェンスを参考にしてデザインされており、「最新鋭の技術と森の自然を守る」という意味が込められている。
※この「ファナックの森」の解説は、「ファナック」の解説の一部です。
「ファナックの森」を含む「ファナック」の記事については、「ファナック」の概要を参照ください。
- ファナックの森のページへのリンク