ビート
ビートとは強いリズム、心臓の鼓動などを意味する。1991年5月発売、一代で終わった軽乗用スポーツ車。1グレードで価格は138万8000円。
全長3295mm、全幅1395mm、全高1175mm、ホイールベース2280mmというディメンションで、車重は760kgだった。タイヤは前後で異なるサイズ、フロント155/65R13、リヤ165/60R14を装着。ソフトトップはひとりでも簡単に開閉できるマニュアル式で、幌はフロントピラーと同色のブラックだった。画期的だったのは、3気筒SOHC・656ccエンジンをミッドシップマウントしたこと。シート背後に横置きし、後輪を駆動するという方式。そのエンジンは、自然吸気でありながら限度いっぱいの64psを8100rpmという高い回転数で絞り出した。ミッションは5速MTのみ。サスペンションは4輪ともストラット、コイルの独立で、4輪にディスクブレーキを装備した。軽オープン2シーターのパイオニアとなった。
その後、特別限定車を何台か送り出して、96年1月に生産停止。ただし、98年末まで販売は続いた。総販売台数は3万3672台という。
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