ビデオ・レビューのプロセス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 23:29 UTC 版)
「ビデオ・アシスタント・レフェリー」の記事における「ビデオ・レビューのプロセス」の解説
OFRにおいて主審が見るビデオ素材はVARが提供するが、主審は別アングルなど自分から要求できる。 透明性を確保するため、OFRは可能な限り周囲から見える位置で行わなければならない。 映像判定の際、スローモーション映像は接触があったかどうか、ボールが手に当たったか、接触した位置やボールの位置の確認にのみ使うことができ、接触の程度、ボールに当たった手が意図的かどうかの判定には通常スピードの映像を用いなければならない。 選手やチームスタッフは主審を取り囲んでOFRを行う判断、レビューの過程、最終判定に影響を与えようとしてはならない。レビュー・サインを過度に使用した選手は警告(イエローカード)を受ける。チームオフィシャルも同様の行為に対して警告を受ける。 ペナルティキック(PK戦を含む)においてもVARは『ゴールに関わる明確な競技規則の違反』(キックの不正、GKがゴールラインから離れたなど)があった場合には主審に連絡しなければならない。選手のペナルティエリア内への侵入に関しては、プレーが継続された場合に侵入した攻撃側の選手がゴールを決めたか、侵入した守備側の選手がゴール可能な状況を防いだかなど、直接的関与があった場合にレビューを行うことができる。 通常リスタートされた場合にその前のプレーでの判定を修正することはできないが、選手誤認の修正、『乱暴な行為、非常に攻撃的な、侮辱的なまたは下品な発言や身振り』のケースに対しての直接レッドカードは、レビューで明らかな場合にリスタート後も修正することができる。
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