ビクトリー・ベル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 22:49 UTC 版)
「USCトロージャンズ」の記事における「ビクトリー・ベル」の解説
詳細は「en:Victory Bell (UCLA-USC)」を参照 ビクトリー・ベルは、毎年開催されるUSCトロージャンズとUCLAブルーインズのアメリカンフットボールライバル対抗戦(クロスタウンシリーズと称する)に勝利したチームに寄贈される優勝トロフィー(賞品)である。勝利チームはベルを翌年の対抗戦まで保管し、ベルを搭載している台車部分をスクールカラーに塗装している。すなわちトロージャンズなら深紅、ブルーインズなら青色である。 ベルの重量は295ポンド(約133.8kg)もあり、サザン・パシフィック鉄道の機関車から取られたものである。もともとはUCLA同窓会からUCLAの学生組織へのプレゼント品であり、ブルーインズが得点するたびにチアリーダーたちが打ち鳴らしたと言われる。 ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムがUCA・UCLA双方のホームグラウンドであった1941年のシーズン開幕戦において、ブルーインズの応援席に潜入したUCAの友愛会(英語版)のメンバーにより、ビクトリー・ベルが持ち去られる事件が発生した。UCLA学生団体は行方を追ったが、1年以上見つからなかった。次第に両校の学生による悪戯合戦がエスカレートしていき緊張が高まった。ついにはUSC学長によるライバル校対決廃止論まで飛び出した。1942年11月12日、両者による妥協が成立し、トミー・トロージャン聖像(英語版)の前で調印式が行われた。これによれば、USCがビクトリー・ベルを保有した年は、ファンのためにトゥルースデイル・パークウェイの沿道に設置し、試合開始前にコロシアムへ「トロージャン・ウォーク」として運ばれることになった。ローズボウルで両者が対戦しているゲーム中は、第3クォーター終了までフィールドの端にビクトリー・ベルをおき、トロージャンスが得点するたびにベルを打ち鳴らしている。 トロージャンズはこれまでのクロスタウンシリーズ通算で46勝28敗7分けとリードしている。
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