ビアンカ・オーバースタディ
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『ビアンカ・オーバースタディ』は、筒井康隆による日本のライトノベル。2008年8月発売の講談社の文芸誌『ファウスト』Vol.7で発表された。単行本は星海社FICTIONSから2012年8月に刊行され、星海社のウェブサイト最前線では第一章とあとがきが無料公開された。のち、2016年5月に角川文庫で刊行された。作者である筒井はあとがきの中で、通常のラノベとして読むだけでなくメタ的な読み方もできると述べている[3]。
- ^ a b “筒井康隆×いとうのいぢが贈る衝撃作。「放課後ライトノベル」第107回は『ビアンカ・オーバースタディ』でちょっと危ない生物実験”. 4Gamer.net. (2012年9月1日) 2024年6月8日閲覧。
- ^ 『このライトノベルがすごい!2013』宝島社、2012年12月3日、157頁。ISBN 978-4-8002-0357-1。
- ^ a b c 柿崎憲 (2012年9月1日). “放課後ライトノベル第107回「筒井康隆×いとうのいぢが贈る衝撃作。「放課後ライトノベル」第107回は『ビアンカ・オーバースタディ』でちょっと危ない生物実験」”. 4Gamer.net. 2016年7月3日閲覧。
- ^ “筒井康隆『ビアンカ・オーバースタディ』あとがき Illustration/いとうのいぢ”. 最前線. 2019年4月19日閲覧。
- ^ a b c 米村 智水 (2017年3月17日). “新人が筒井康隆のラノベ続編を無断で書いて受賞!? 編集者が語る前代未聞の裏話”. KAI-YOU.net. 2019年4月19日閲覧。
- ^ “『2016年夏 星海社FICTIONS新人賞 編集者座談会』2016年9月8日・13日@星海社会議室”. 最前線. 2019年4月19日閲覧。
- ^ 筒井康隆 (2016年11月17日). “笑犬楼大通り 偽文士日碌 十一月十七日(木)”. 2019年4月19日閲覧。
- ^ たまごまご (2012年8月22日). “「研究材料にあなたの精子が欲しいの」77歳・筒井康隆の初ラノベ”. エキサイト. p. 1. 2016年7月3日閲覧。
- ^ a b たまごまご (2012年8月22日). “「研究材料にあなたの精子が欲しいの」77歳・筒井康隆の初ラノベ”. エキサイト. p. 3. 2016年7月3日閲覧。
- ^ “ビアンカ・オーバースタディ”. 星海社. 2024年2月24日閲覧。
- ^ “ビアンカ・オーバースタディ(角川文庫版)”. KADOKAWA. 2024年2月24日閲覧。
- ^ “ビアンカ・オーバーステップ 上”. 星海社. 2024年2月24日閲覧。
- ^ “ビアンカ・オーバーステップ 下”. 星海社. 2024年2月24日閲覧。
- 1 ビアンカ・オーバースタディとは
- 2 ビアンカ・オーバースタディの概要
- 3 評価
- 4 外部リンク
ビアンカ・オーバーステップ
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「ビアンカ・オーバースタディ」の記事における「ビアンカ・オーバーステップ」の解説
筒井は『ビアンカ・オーバースタディ』のあとがきにて、「この作品も続篇を書きたいところだが、あいにくわしはもう七十七歳でこれを喜寿というのだが、喜ばしくないことにはもう根気がなくなってきている。「ビアンカ・オーバーステップ」というタイトルのアイディアがあるから、誰か続篇を書いてはくれまいか」と述べている。この記述に影響を受けた新人作家の筒城灯士郎は、筒井に許可を得ずに本作の続編『ビアンカ・オーバーステップ―神の世界に月はない―』を執筆し、第18回星海社FICTIONS新人賞に応募。選考担当の編集者陣による座談会でも「今回の大本命」と評され、選考の結果受賞が決定したものの「筒井本人の許可が得られなければ出版しない」こととなった。その後筒井が許可を出したことで、正式な続編『ビアンカ・オーバーステップ』として出版された。
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