ヒタチレッド【ヒタチレッド】(食用作物)
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登録番号 | 第5127号 |
登録年月日 | 1996年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | かんしょ | |
登録品種の名称及びその読み | ヒタチレッド よみ:ヒタチレッド |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 樽本勲 坂本敏 石川博美 加藤眞次郎 片山健二 田宮誠司 知識敬道 宮崎司 小巻克己 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「キャロメックス」に「高系14号」外3品種の混合花粉を交て育成した配して育成された固定品種であり,いもの形は紡錘形,皮色は基本色が赤で補助色が紫,肉色は淡橙で加工向き及び早掘り青果向きの品種である。 草型は匍匐型,草勢及び草高は中,茎色及び節色は無,茎の太さ,茎長,茎長,分枝数,節間長及び茎の毛茸は中である。頂葉色は緑,葉色は淡緑,葉形は心臓形,葉の大小は中,葉脈色及び蜜腺色は無である。藷梗の長さはやや短,強さはやや弱,いもの形状は紡錘形,大小はやや大,皮色は基本色が赤,補助色が紫,肉色は淡橙,条溝及び皮脈は無,いもの外観は上である。萌芽の遅速は遅,多少はやや少,早掘適性は高,アール当たりの上いも重はやや多,貯蔵性は中,カロチンの多少はやや少,切干歩合は中である。黒斑病抵抗性及びネコブセンチュウ抵抗性は中,ネグサレセンチュウ抵抗性はやや強である。 「タマユタカ」と比較して,いもの皮色の基本色が赤,補助色が紫であること,いもの肉色が淡橙であること,カロチンの多少が多いこと等で,「高系14号」と比較して,葉形が心臓形であること,いもの肉色が淡橙であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の農場(茨城県つくば市)において,昭和57年に「キャロメックス」に「高系14号」外3品種の混合花粉を交配して得られた実生の中から選抜して育成された固定品種であり,61年から生産力検定試験,62年から特性検定試験等の試験を行い,平成3年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「かんしょ関東101号」であった。 |
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