ヒスイの特徴と糸魚川ヒスイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 14:33 UTC 版)
「糸魚川のヒスイ」の記事における「ヒスイの特徴と糸魚川ヒスイ」の解説
ヒスイは、主としてヒスイ輝石(化学組成: NaAlSi2O6)で構成される石であり、中でも美しいものは宝石として利用されてきた。ヒスイは、産出量と品質、そして利用されてきた歴史の古さと地域の広さから、日本で産出される宝石類の中でも最も重要なものである。 日本では糸魚川を含めて2018年の時点で12か所のヒスイ産地が確認されているが、中でも新潟県糸魚川市とその周辺のヒスイ産地は縄文時代から利用されてきたという歴史がある。そのうち美しいヒスイを産するのは、糸魚川を除けば若桜(鳥取県若桜町角谷)、戸根渓谷(長崎県長崎市琴海町)、大屋(兵庫県養父市)である。ただし糸魚川以外の地域で産するヒスイは、利用された形跡が見当たらない。 ヒスイ輝石の比重は3.2と、比較的密度が大きい石である。またモース硬度は6.5から7と、宝石の中では比較的硬度は低めであるが、微細結晶が絡み合う構造を持つヒスイ輝石は壊れにくさ、割れにくさという点では宝石の中でも上位に位置する。
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