ヒエログリフにおける縦書きと横書き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 07:40 UTC 版)
「縦書きと横書き」の記事における「ヒエログリフにおける縦書きと横書き」の解説
古代エジプトの象形文字ヒエログリフは、象形の原理によって作られた文字であるが、その用法としては表音(六書でいう仮借)が多い。書字方向は縦書き、横書き、右書き、左書きが可能であり、書字方向の制約がゆるい。しかしながら、規範となる書字方向として右横書きが意識されていた。また、文字は左右逆(鏡像)に書いてもよいので、縦書きの行替えの方向や横書きの進行方向は、人や鳥をかたどった文字の顔の向きで判別する。たとえば、横書きで顔が左を向いていれば左横書きである。文字ごとに形や大きさがまちまちなため、小さい文字や縦長・横長の文字が続くときは、行中で2 - 3個重ねて書く(たとえば横書きであれば縦に重ねる)こともしばしば行われた。
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