パンデクテン方式の確立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:34 UTC 版)
「民法典論争」の記事における「パンデクテン方式の確立」の解説
1863年、パンデクテン法学に由来するパンデクテン方式を採用したザクセン(サキソン)民法典公布。名前自体はローマ法大全の『学説彙纂』に由来するが、ドイツ法学独自の産物であり、『法学提要』の「ローマ式」と区別して、しばしば「ドイツ式」編成と呼ばれる(本項ではパンデクテン方式で統一する)。 各地ではプロイセン法(北部)、フランス法(東部)、ザクセン法(中部)、バイエルン法、オーストリア法、ローマ普通法(パンデクテン法)・ゲルマン法に加え、デンマークとの同君連合の領邦ではデンマーク法が適用される有様であった。 1867年、前年の普墺戦争に勝利したプロイセン王国を中心に北ドイツ連邦成立。対日関係では、1861年の日普修好通商条約が継承されるべきとの主張は日本に受け入れられず、改めて翌年に新条約を締結している。
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