バーガヴァタ・プラーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 23:09 UTC 版)
「ナラクーバラ」の記事における「バーガヴァタ・プラーナ」の解説
『バーガヴァタ・プラーナ』には、ナラクーバラが兄弟と共に呪いを受けて木の姿にされた事が記されている。 カイラス山に住む財宝の神クベーラの子であるナラクーバラとマニグリーヴァは、ルドラの眷属であり、地位と財産に恵まれていたため、贅を尽くし、酒色に溺れる生活を送っていた。ある日、したたかに酩酊していた二人は、通りかかった聖仙ナーラダ(英語版)に無礼を働いてしまった。その際、二人の態度を嘆いたナーラダは、反省を促すべく、二人に樹木に変身する呪いをかけ、「神の100年の後に呪いが解ける」と予言して去った。アルジュナ(英語版)の双生樹となり、身動きの取れなくなった二人は前非を悔いた。 長い時間を経たあとのある日、幼いクリシュナはバターを盗んだため、更なるいたずらをしないように母により臼にくくりつけられてしまった。しかし、それをものともせずに、クリシュナは臼を引きずって歩き、件のアルジュナの双生樹の間を通った。臼は木の間に引っ掛かったが、そのまま進んだため、木はクリシュナの怪力に耐えきれず2本とも根元から抜けてしまった。これにより呪いが解けて、ナラクーバラとマニグリーヴァは後光とともに出現し、二人はクリシュナに出会えた事を喜ぶと共に、ヴィシュヌに帰依した。 「クリシュナ#クリシュナ物語」も参照
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