バンダイナムコによるAtari EuropeとDistribution Partnersの子会社化
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「インフォグラム」の記事における「バンダイナムコによるAtari EuropeとDistribution Partnersの子会社化」の解説
2008年12月、インフォグラムは2670万ドルでCryptic Studiosを買収した。同社はMMORPGを開発しており、オンラインゲーム関連を強化する方針に則った買収だった。 2009年5月、バンダイナムコホールディングスはインフォグラムからAtari Europeを取得した。インフォグラムのヨーロッパでの販売とマーケティングはDistribution Partnersが行うことになった。Distribution Partners は2008年9月、バイダイナムコとインフォグラムが合弁事業として立ち上げた会社である。インフォグラムは同社を「ヨーロッパ、アジア、南アメリカでのインフォグラムの販売流通網」の再編であるとした。これはPAL採用地域に対応した流通網にほぼ相当する。Distribution Partnersの株式のうち、34%はバンダイナムコが所有し、66%はアタリが所有していた。 2009年3月、インフォグラムは同社が所有するDistribution Partnersの66%の株式を手放すことを発表した。同年6月、Distribution Partnersの66%の株はバンダイナムコに売却された(Atari Europeとの前後関係に注意)。インフォグラムは一連の動きについて「アタリがオンラインゲームの開発・製造に集中するため」としている。 取引が完了するとDistribution PartnersはNamco Bandai Partnersと改称した。この時点で同社は17の支社があり、50カ国で活動していた。 以上のようなリストラ後もインフォグラムは黒字化を目指して苦闘している。2008年度の純損失は5110万ユーロ(7217万ドル)、2009年度(3月末)の純損失は2億2610万ユーロ(3億1933万ドル)となっている。
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