ハ46 (エンジン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ハ46 (エンジン)の意味・解説 

ハ46 (エンジン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/21 00:44 UTC 版)

ハ46は、第二次世界大戦期に中島飛行機が開発・製造した航空機空冷星型エンジン。ハ46は陸海軍統合名称であり、海軍略符号はNK10A、陸軍名はハ217特。海軍では護改とも呼ばれた。

概要

1942年に中島飛行機が開発を始めた航空機用大出力エンジン。を18気筒化したもので、川西の十七試陸上攻撃機に搭載予定だった他、排気タービンと組み合わせて遠距離攻撃機への搭載が研究されていた。

1942年7月に試作1号機が完成し、海軍での審査が1943年12月審査完了を目指して進められたもののはかどらず、またが成功したこともあって制式採用には至らなかった。製作数は6基。

主要諸元

  • タイプ:空冷星型18気筒
  • ボア×ストローク:155mm×170mm
  • 排気量:57.7L
  • 全長:2,600mm
  • 全幅:1,380mm
  • 内径:155mm
  • 行程:170mm
  • 乾燥重量:1,350kg
  • 離昇馬力
    • 3000HP / 2,700RPM
  • 公称馬力
    • 一速全開 2,750HP / 2,600RPM (高度2,000m)
    • 二速全開 2,450HP / 2,600RPM (高度5,500m)

参考文献

  • 秋元実 「まぼろしの高性能陸攻「泰山」&「太洋」」 『丸』 第65巻第1号、潮書房、2012年1月、p.124-125。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ハ46 (エンジン)」の関連用語

ハ46 (エンジン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ハ46 (エンジン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのハ46 (エンジン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS